山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

街は記憶──学生の頃に住んでいた場所へ行って来ました──

今日は打ち合わせで、昔住んでいた町へ行って来ました。

就職を機に引っ越しをしてから早12年、1度も降り立っていなかったのですが、今の所沢すごいですね!? 駅ナカ・駅ビルが超進化しておりまして、「所沢にリンツがある!! ハンズが駅に!? フランフランも……!?」と、驚きが止まりませんでした。

 

いや、確かに所沢は西武池袋線新宿線の2路線がクロスする便利な駅で、もともと多少は都会感があったことにはあったのですが、今や山手線の中規模駅に匹敵するかのような充実度なんですよ。

住んでた頃に現状の施設があったら、今でも所沢に住んでいたかもしれませんね(笑)

 

──そして、打ち合わせを終えたのち、かつて住んでいたアパートへ。

まあこのアパートがおかしなアパートでして、

20歳そこそこの女の子が住むにしては恐怖体験が多過ぎましたね(笑)ふつーなら引っ越して1ヶ月で空き巣に入られた時点で住むのやめるよ、といろんな人にあとから言われたのですが、当時の私には「1度住み始めた場所を早々に引っ越す」という選択肢がなかったので、約3年半も住み続けました。ガッツがある(笑)

 

駅ナカや駅ビルは超進化をしていた所沢ですが、その周囲を少し離れると景色は以前とあまり変わっておらず、「ああ、この病院に通ってたな」とか「こんな場所にコンビニができたのか!」と、さまざまな思い出と発見を辿りつつ、迷子になることもなく、最後の角を曲がると、まるで当時にタイムスリップをしたかのように、何ひとつとして記憶と違わない風景が広がっていました。

12年前の時点でボロだったアパートも健在。

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お前、築何年になったんだよ!? と、昔懐かしい友人と会ったような気分になりました(笑)

 

アパートの前をあんまりウロウロしていると、ただの不審者なので(笑)、早々に別れを告げたあとは、少し街ブラ。

駅ナカにあったバイト先の書店はなくなってしまいましたが、当時の彼氏とよく通っていたラーメン屋さんはまだ元気に営業していたり。店舗はリニューアルされていましたけど、たまーに原稿を書いていたミスドも同じ場所にありましたね。

西友で買った一番安い炊飯器は、今も現役で働いてますよ。

それから、友人と撮った短編映画で使った桜の大木も、若々しく枝を広げて立っていました。映画を撮ったことなんて、ここ10年ほど思い出すこともなかったのに、その木を見た瞬間、冒頭のシーンが色鮮やかによみがえりましたね。

 

街って、記憶なんだなぁ──と。

 

私は今の街にもう10年近く住んでいるので、こういった感動を味わうことは近年なかったんですよ。今日の甘酸っぱいような感情は胸のなかへ大事にしまって、物語を書く時の参考にしたいです。

いい体験でした。

 

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