今日は打ち合わせで、昔住んでいた町へ行って来ました。
今日は久々対面の打ち合わせで、学生の頃に住んでいた所沢へ。駅ビルがすっかり進化していて驚く。
— 山口夢@そも恋&おかあと連載中 (@yume_yamaguchi) 2021年3月5日
時間があったら、学生の頃に住んでいたアパートの辺りへ行ってみたい。まだあるだろうか、あのボロアパートは。
就職を機に引っ越しをしてから早12年、1度も降り立っていなかったのですが、今の所沢すごいですね!? 駅ナカ・駅ビルが超進化しておりまして、「所沢にリンツがある!! ハンズが駅に!? フランフランも……!?」と、驚きが止まりませんでした。
いや、確かに所沢は西武池袋線・新宿線の2路線がクロスする便利な駅で、もともと多少は都会感があったことにはあったのですが、今や山手線の中規模駅に匹敵するかのような充実度なんですよ。
住んでた頃に現状の施設があったら、今でも所沢に住んでいたかもしれませんね(笑)
──そして、打ち合わせを終えたのち、かつて住んでいたアパートへ。
まあこのアパートがおかしなアパートでして、
空き巣1回、空き巣騒ぎ1回、湿度が高く服にカビが生え、冬は外より寒く日当たり最悪、幽霊の目撃情報多数、隣は元ヤクザのおじさんでのちに失踪、失踪後の隣室に早朝複数人の革靴の足音がコツコツと何かを探し回っていたという、話題に事欠かないアパートだったww 値段だけで住居を決めたらアカンww https://t.co/vzHWTcq4Qo
— 山口夢@そも恋&おかあと連載中 (@yume_yamaguchi) 2021年3月5日
20歳そこそこの女の子が住むにしては恐怖体験が多過ぎましたね(笑)ふつーなら引っ越して1ヶ月で空き巣に入られた時点で住むのやめるよ、といろんな人にあとから言われたのですが、当時の私には「1度住み始めた場所を早々に引っ越す」という選択肢がなかったので、約3年半も住み続けました。ガッツがある(笑)
駅ナカや駅ビルは超進化をしていた所沢ですが、その周囲を少し離れると景色は以前とあまり変わっておらず、「ああ、この病院に通ってたな」とか「こんな場所にコンビニができたのか!」と、さまざまな思い出と発見を辿りつつ、迷子になることもなく、最後の角を曲がると、まるで当時にタイムスリップをしたかのように、何ひとつとして記憶と違わない風景が広がっていました。
12年前の時点でボロだったアパートも健在。
お前、築何年になったんだよ!? と、昔懐かしい友人と会ったような気分になりました(笑)
アパートの前をあんまりウロウロしていると、ただの不審者なので(笑)、早々に別れを告げたあとは、少し街ブラ。
駅ナカにあったバイト先の書店はなくなってしまいましたが、当時の彼氏とよく通っていたラーメン屋さんはまだ元気に営業していたり。店舗はリニューアルされていましたけど、たまーに原稿を書いていたミスドも同じ場所にありましたね。
西友で買った一番安い炊飯器は、今も現役で働いてますよ。
それから、友人と撮った短編映画で使った桜の大木も、若々しく枝を広げて立っていました。映画を撮ったことなんて、ここ10年ほど思い出すこともなかったのに、その木を見た瞬間、冒頭のシーンが色鮮やかによみがえりましたね。
街って、記憶なんだなぁ──と。
私は今の街にもう10年近く住んでいるので、こういった感動を味わうことは近年なかったんですよ。今日の甘酸っぱいような感情は胸のなかへ大事にしまって、物語を書く時の参考にしたいです。
いい体験でした。