非常に忙しくなって参りました。
ここ数ヶ月、せっせと作った企画書を方々へばら撒きながら漫画連載を2本かけもっておりましたが、その企画書たちを気に入って下さる方が意外と多く、なんだかんだと準備に追われる毎日となっております。
なんだかんだ、企画書の打率がいい。
100本書いて3本通りゃ御の字と言われている企画書ですが、ここ1年の私は5本に1本通ってるんじゃなかろうか。ほんの数年前まではマジで100本書いて1本でも通れば小躍りするレベルだったんだけど、だんだんとコツを掴み始めたようです。
そして、すでに連載を持っているという強さね??
『そもそも恋は欲だらけ』(作画:茶緒)が軌道に乗ったあたりから、先方さんのウケがやはりよい気がするのです。
(※このド派手な紫の表紙が目印だよ!! みんな買ってね!!)
フリーのクリエイターというのは、「名乗ってしまったもん勝ち」ではないですが、まったく経歴がなくても「作家です」と言ってしまえば、今この瞬間から作家になれちゃう特殊な商売です。
だからこそ、我々を使う側の企業さんは、疑いの目を向けてくる。「コイツほんとに面白いもん書けんのか??」とか「途中でバックレたりしないだろうな??」とか。(※仕事を受けておいてバックレるクリエイターは、残念ながら結構います:笑)
そこでモノを言うのは「すでに連載を持っています」という強みですよ。これが先方にめちゃくちゃ効く。
連載を持っている事実とは、つまり、「ある程度売れる面白いものが書けて」「途中で〆切を落としたりバックレることもなく」「どういった作風なのか読めば分かる」という、最強のお名刺なワケです。
ありがたいことに、『そも恋』は年収700万円高収入問題でプチ炎上したり(笑)、YouTubeの動画広告に内容をパクられたり(笑)と、なぜか話題には事欠かない漫画なので、作品を知って下さっている編集さんが他社にいる可能性も高い。
本当に効き目抜群のありがたい作品です。組んで下さった茶緒先生に感謝。
(※ちなみに、年収700万円高収入問題プチ炎上事件は以下を参照下さい)
連載を持って、他社の編集さんにもウケがいいと、単純に自信がついてくるし、ね。
「自分の書くものって面白いんだ」とか「まともに話を聞いていただけてる!!」とか、ひとつひとつの小さな感動が、また次の面白い企画へとつながっていっている感触はあります。
アイデアが尽きるまで、とにかく企画を出し続けて、1本でも面白い作品を皆様へお届けできるよう、本日もこれからアイデアの練り直しです。頑張るぞ。