本日も安定の企画書作成中でございます。
ワタクシは現在、原作者として漫画制作に携わっておりますが、原作者は意外と「待ち」の時間が長いのです。
基本的に月1本ずつ原作シナリオを執筆しますが、どんなに詰まっても約3日でエンドマークをつけることができます。編集部から修正を食らっても、だいたい1~2日で第2稿を提出できるため、許される限りだらだらやっても1作品につき5日。
私は現在、連載を2本抱えておりますので、月に10日しか働かないことになっちゃうんですよ(笑)
一方で、作画担当の先生たちには、やることが山ほどございます。
- ネーム作業
- 線画作業
- カラー表紙作成
- 本稿作業
- ゲラチェック
……かな??
作画家さんが各作業を終えるたび、私もチェックを致しますが、それも1~2時間の話ですからね。とにかく、作画作業をずーーーーっと待ってチェック、ときどき執筆、みたいな生活。暇かよ(笑)
ってなワケで、空いている時間は地道に企画書を作成しております。
原作者が企画書を通すには、通常半年~2年ほど掛かるため、連載と平行して企画を大量生産し、あちこちの出版社さんにバラまいては、水面下で準備を進めなければならないのです。
ちなみに、原作者が出版社で企画を通すための工程とは──
- 企画書作成、提出⇒修正
- キャラクター表、プロット提出⇒修正
- シナリオ執筆(1~3話分)⇒修正
- タイトル作成
- 作画家さん探し
- 作画家さんキャラデザイン
- 作画家さんネーム作業(1~3話分)
- 企画会議⇒不合格の場合は修正⇒再度企画会議……の繰り返し
- 作画家さん線画、本稿作業(3話分以上)
- ゲラチェック
……ちょっと端折っちゃいましたけど、こんなもんですかね??
連載が始まってしまうともう止まれないため、始まる前の段階でしっかりと調整をしておくのですよ。その分、めっちゃくちゃ時間が掛かる!!!!
とくに「5.作画家さん探し」が超難関。これは編集部さんにお任せしてしまうしかないのですが、近ごろ、作画家の先生が慢性的に不足していると、仲のよい編集者のKちゃんからよく聞いているとおり、まあ全っっっ然見つからない。らしい。(※現在、新企画で作画さん捜索中)
ここでつまづくと、連載開始がどんどん遠のいていくのです……。
そうこうしているあいだに、現在連載中の作品が終わってしまった場合、ワタクシおまんまの食い上げですから!!(笑)
連載しながら企画をじゃんじゃん作成し、「1本終わったら1本始まる」といったようなペースで仕事をしなければならないのです。これぞ、連載のわんこ蕎麦(?)
我が社こそは企画を求めている──!! という編集者の皆様、ワタクシめに企画をご依頼ください!! 必ずや、面白い企画&原作を提出してみせます!!(たぶん)