新作①(おかあと)が先月末に始まり、
— 山口夢@『おかあと』連載開始 (@yume_yamaguchi) 2020年8月11日
新作②は3話まで原作執筆済(作画家さん探し中)
新作③も3話まで原作執筆済(キャラデザ待ち)
新作④は企画書作成&編集さんにお渡し済
さて、新作⑤と⑥の企画書を作らねば……と思っていた矢先、新作⑦をひらめいてしまい、たった今⑦の企画書が先に完成したww
見切り発車で作成し始めた新作⑦の企画書、めっちゃ上手にできた気がする。
……気がする。(※ちょっと弱気:笑)
めちゃくちゃ面白い作品になりそうな気もしている。気も、している。
私がよく作成している漫画やゲームの企画書に必要な最低限の項目は、
- タイトル(「仮」でも可)
- ターゲット層(年齢性別)
- メインキャラクター表
- プロット(または簡単なあらすじ)
……です。
オプションとして、キャッチコピーや、登場人物が多い場合はキャラクター相関図、ファンタジー等の特殊な環境なら世界観設定表があると、より丁寧な企画書になります。
とくにキャッチコピーなんかは、
”まったく新しい抱腹絶倒ラブコメディ!!”
とか、「いやもうこんなに大きなこと言っちゃって大丈夫かな……どっかに類似作品あったらどうしよう……」なんて不安に思いながらも、なるべく先方の期待を煽りに煽り、万が一企画が通っちゃった場合は、完全に自分を追い込むスタイルでいきます(笑)
頑張れ、未来の私。(※今の私は無責任)
また、キャラクター表には、既存の作品からイメージの近いイラストを1、2枚添付しておくと、読み手に親切だったりします。とくに、ゲームの企画書にはイメージイラストが必須です。
ゲームは漫画よりもイメージ先行のため、2、3色をベースとしてカラフルにデザインし、イラストや図も多様して、文字がギュッッッと詰まったような印象を与えない企画書を提出すると、先方の印象がだいぶよくなるような気がしています。
さて、今度は漫画の場合。
こちらのほうは相手が文字を扱う出版社なので、文字量の多い企画書でもあまり問題はありませんが(※でも、私は一応カラフルにしている)、プロットに物語の結末が必須となります。
詳細なプロットはだいたい単行本1~3巻分まであれば、作品のおおまかな方向性を先方にご理解いただけるのですが、マストで聞かれる「で、この物語は結局どうなるんですか??」──これに答えなければなりません。
連載となると、短い場合は数ヶ月、長い場合では十年単位……と、作品の人気によって話数が左右されるワケで、正直「今の段階で結末なんて分かんねぇよ」というのが本音なんですけど(笑)、一応、とにかく一応、「仮」でもいいし、実際に連載してみたら変わっちゃっても全然いいから、現時点での着地点を提示してあげると、編集者の皆さんがたぶん安心します(笑)
ゴールの見えないマラソンは地獄だもんね。
最近、企画書づくりの腕が上がってきて、この前も仲のいい編集さんに褒められたんですけど、提出したばっかりで合否の出ていない企画書ばかりで、見本代わりに表紙の画像だけでも貼れないのが残念です。
ここ1ヶ月で作った企画書はみんな、タイトルだけで内容が丸分かりになっちゃうものばかりなもんで(笑)
本日提出した企画書を含め、作品がめでたく発売となった暁には、「こんな企画書がこの作品の発端でした!!」と、結末の書かれたページ以外を公開したいですね。
──いつか。なるべく近いうちに。