約4時間で読了致しました。
以前から、「理想の男No.1は金田一耕助」と繰り返しお伝えしておりますが、
久々に読みました、金田一耕助シリーズ。やっぱり超~~~~~面白かった。
ところで、この『迷宮の扉』は、中学生向けの雑誌に掲載されたもので、いつもの横溝節はそのままながらも、表現はややマイルドかつ、難しい単語には解説がついている等、かなり読みやすい仕様になっております。約4時間で読めた理由もそれ。
とはいえ、内容は読みごたえのある本格ミステリー。
金田一耕助シリーズには、ほかに小学生向けの作品もあって、そういった作中になると、耕助さんが変装したりピストルを撃ったり、「あれ?? ルパンかな??」と勘違いするほどの大活躍ぶりで、好きっちゃー好きなんですけど、まあちょっと別物(笑)
やっぱり、耕助さんはヨレヨレのもじゃもじゃで、一見頼りないのに推理となると切れ味抜群になるギャップ萌えが一番の惚れポイントですね!!
中学生向けの金田一シリーズは、妙なヒーロー感もなく、金田一耕助が通常の金田一耕助らしくて大満足でした。昔の小説にちょっと抵抗のある方でも、すんなりと読める仕様になってるのではないでしょうか。
正直、オススメです。
(※他、金田一モノではない中学生向けの短編2本も収録されてますよ!! こちらも横溝正史先生の構成力を実感できる作りとなっておりまして、非常にオススメです)