山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

お母さんってすごいんだぞ──卵焼きをくるくるする話──

これ、今日の昼ご飯。

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そして、これがお昼ご飯に関するツイート。

この同級生、誰だったんでしょうねぇ(笑)エピソードは覚えてるんですけど、これが誰だったのか思い出せないんですよ。

 

でも、とても印象的で。

 

私にとって「お母さん」という生き物は、いつだってなんでもできるのが当たり前で、「すごい」という感想が出て来ることすらなかったんですよ。

なのに、あの子はお母さんことを「すごいよねぇ」と言った。

それを聞いた小学生の私は、「そういえば、私は卵焼きをお箸でくるくるできない!!」ということに気づき、お母さんは「すごい」んだと気づくに至ったワケです。

新しい気づきですね。

よくよく考えたら、当時うちの母は裁縫があんまり得意ではなかったし、決してなんでもできて当然というタイプではなかったのに、子供にとっての母親は、「すごい」という感想が浮かばないほどに「すごい」のが当たり前の存在だったのだなぁと思います。

私もすでに33歳。

私がお母さんのことを「すごい」と気づいた時の母の年齢に近づいてきているワケですが、も~~~~全然人間できてないもんね!!(笑)

箸で卵焼きはくるくるできるようになったけど、人間としてはまだ半人前!! 自分が母親になっていることも想像できない、残念な人間です。

 

改めて、同年代の頃に私を育てていてくれた「お母さんすごい」と思いました、とさ。

 

あの時、「お母さんってすごいよねぇ」と瞳をキラキラさせていたあの子は、今頃どんな人生を歩んでいるのかなぁ。

もうお母さんになっていて、卵焼きを箸でくるくるできるようになっているのか。

はたまた、まだまだ独身で、バリバリお仕事をしているのか。

お母さんでも独身でも、卵焼きを箸でくるくるできてもできなくても、どんな人生を歩んでいてもいいから、どうか幸せで、あの頃キラキラさせていた瞳の断片を残していてくれたらいいなぁと願っています。

 

料理は記憶。食は価値観。ですね。

 

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