行き詰まったら手を動かせ、オラオラ。
……というワケで、現在「某新作」の第4話を執筆中でござる。
第4話を執筆するためには、まず第1~3話の脚本を読み返し、各キャラクターの心情の流れを再度把握して、そこからポチポチと書き始めます。
そして、行き詰まる。だいたい行き詰まる。そこからが本当の勝負。
たとえば、まったく新しい作品を0から作り始める時は、パソコンでアイデアをつらつらと箇条書きにして、頭のなかを整理します。
しかし、まだ何も固まっていない初歩の初歩の段階とは違い、作品がすでに走り始めている場合は、パソコン上の箇条書きでは収まりません。
私もふた時代前──昭和生まれの人間なんで(笑)、紙とペンが必要なんです。
紺と赤のペン、ピンクとブルー、黄色の蛍光ペン、同じく3色のふせんを使って、あっちに下線、こっちに矢印、頭のなかにある「アイデア」という名のもやもやを、頭のなかと同じ位置関係で書き出していくと、キャラクターの心情をより明確に、理詰めで突き詰めることができます。
そうすると、ぼんやり進む道が見えてくる。
ひとたび道が見えたら、ノートはパタン。滅多なことがない限り開きません。
1回は理詰めで考えますが、世の中たいていの物事は理詰めのとおりに進まないもの。また、理詰めで詰めて詰めて詰めて考えたものが、絶対的に面白いものとは限らない。
実際にシナリオを書きながら、時に感覚的に、時に理詰めで考えたとおりに話を運び、エンドマークをつけたあと、再び頭から読み返して、キャラクターたちが突飛な言動をしていないか、最後に確認するのです。
もちろん、誤字脱字もチェックするよ。
さて、現状の私は行き詰まったところです(笑)今から手書きで理詰め作業を始めます。
文章を書くのはいつでもワクワクして大好きなのですが、ある意味では戦いだと思っている節もあるのです。耳元でね、ほら貝が鳴ってる。ブォーブォーって。
一騎当千の武者がごとく、難題をバッサバッサと斬り捨てて、大将首(エンドマーク)を刈り取ってやりますよッ!!!!
……今から書くの、ラブストーリーなんですけどね!? 表現が血なまぐさいですね!?(笑)