ありがたいことに、漫画とかゲームとか小説とか、多岐に渡って、さまざまなジャンルのストーリーを執筆させていただいております。
本日より3日間は、まったく新しいジャンルの短編をお試しで書くことになりました。
いわゆる「トライアル」というヤツですね。
私のようにフリーランスのライターは、取引先から新しいお仕事をいただく時、「トライアル」という名の採用試験を受けることがよくあります。
物語の構成ができるか、正しい日本語を使えるか、魅力ある文章を書けるか……等を、実際のシナリオを執筆して、先方に判断していただくのです。
久々のトライアル。
一から作品の世界観を取り込むのは大変だし、キャラを覚えるのもひと苦労。なおかつ先方の求める一定ライン以上のクオリティを叩き出して、合格を目指す──時には、同時に複数のライターがトライアルを受けている場合もあり、その他のライターから頭ひとつ抜けるようなシナリオを書かねばならないのです。
いやぁ、仕事ひとついただくのは簡単なことじゃないですね。
しかし、それにしても、トライアル楽しい。
漫画連載の原作執筆も、もちろん楽しいですよ?? でもね、連載というのは続きモノですから。時には行き詰まることもあるし、終わりのない果てしない旅を続けているような気分にもなります。
そんな折、トライアルのような短編を執筆させていただけるのは、いい息抜きになる。
こういった言い方は語弊があるかもしれませんが、ある意味「無責任」に執筆ができて、とっても楽しい。書き放題書いて失敗しても、仕事のチャンスがひとつ減るだけですからね(笑)
困るけど。仕事、すごく欲しいけど(笑)
ま、受かるも落ちるも自分次第。ならばいっそ楽しく書いて、私なりに最高の1本を先方へお届けするつもりです。
未だかつて書いたことのないジャンルでもあるので、受かっても落ちても、きっといい経験になり、また新たな作品を生み出すことができると信じています。
落ちたら困るけど。仕事、すごく欲しいけど(笑)
たとえば、あなたがゲームやネット記事系のライターになりたいなら、そういった専門サイトで条件に見合う仕事を探し、トライアルを受けることをオススメします。
漫画の原作は、さすがにトライアルってないんだけどね。
原作者になりたい方は、連載の企画書や1話目のシナリオを、出版社や編集プロダクションに持ち込んでみましょう。連載が実現するまで、だいたい1年ほど掛かりますが、漫画の原作者ってのも、なかなか楽しい仕事ですよ。
さて、私はそろそろトライアルの構成に戻ります。
「これで落ちたら仕方ない!」という渾身の1本を提出して、どんな結果になっても悔いなくいられるようにするつもりです。
も~~~~、落ちた時の伏線めっちゃ張るじゃーーーーん(笑)
……なんつて。
今回のトライアルはラブストーリーなんですが、テーマは「トキメキを束にして往復ビンタする気持ちで書く!!」です。
殺伐(笑)