山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

原稿用紙300枚って何文字だ??(なぞなぞ??)

 400字詰め原稿用紙だと、ぴったり12万字。

 

な~~~んでこんな話を始めたかというと、今日、編集さんと3時間くらい電話をしていて、

 

「だいたい原稿用紙300枚ほど書いていただきたいですね」

 

……ってなことを言われたんですよ。

それ聞いた瞬間に「うわぁ、多い。しんどい」なんて、物書きにあるまじき感想を抱いたワケですが、そのあと中身の詳細へと話が移った時、

 

「原稿用紙300枚は12万字なんで──」

 

……ってな感じで、ごくごく単純な「400×300」の計算がおこなわれ、話がそのまんま進みかけたんだけど、思わず言ってしまったよね。

 

「12万字……?? えっ、それだけ!?」と(笑)

 

いやね、小説の賞レースは、超ショートショートで原稿用紙2枚から。中編でだいたい50~70枚、長編だと300枚以上。このくらいが基準になっていると思うんです。

私、高校生の頃から文章を書いてるんですけど、「長編:原稿用紙300枚以上」という募集要項を見るにつけ、「うへぇ、さすがにそんな量は書けないよ……」と、諦めちゃってたんですね。

書けて50枚だったかな??

 

そんな時期の「300枚ってヤベェ量」という印象があるからか、今回も「マジかーーー、書けるかなぁ」みたいなプレッシャーだったんですけど。

 

たったの12万字。しかも、段落分やセリフの空白アリ。

 

ゲームを書き過ぎたんですかね。

↓↓の経歴を見ていただくと分かるかもしれませんが、

 

f:id:yumeyamaguchi:20190502211148j:plain

f:id:yumeyamaguchi:20190502211152j:plain

f:id:yumeyamaguchi:20190502211144j:plain

 

私はゲームのレギュラーを5年間やってました。

ゲームは空白抜きの文字オンリーをカウントしていく形式なんですね。1万字という依頼があれば、ぴっちりぎっちり1万字以上を書かなければならないのですよ。

レギュラーの仕事をいただいていた期間中、毎月ほぼ休みなく6万字以上+場合によってはそれと並行して別のシナリオ15万字、小説、書籍……みたいな日々を送っていたのです。

 

だから、正直12万字って。仕事と並行しても気張れば2週間でなんとかなるかもしれない。マジで「楽勝じゃん」くらいのノリ。

試しにページ数を確認してみたんだけど、3年前に出した小説『せんおち―千早大落語研究会物語—』も、

f:id:yumeyamaguchi:20190821210039j:plain

https://www.amazon.co.jp/せんおち〜千早大学落語研究会物語〜-山口夢/dp/4801523013

 

だいたい同じ分量でした。

3年前は、あんなに「終わらない、終わらないよう……ページ数が減らないよう」なんて、だいぶ泣きごとを言いながら書いていたのにね。

 

そういえば、4年ほど前、初めてゲームで約18万字を書いた時も、「減らない……書いても書いてもページが減って行かない……」と、ノイローゼになりかけましたが、2年前には余裕で書き上げ、去年、レギュラーの6万字と並行して15万字を2ヶ月で書き上げた時には、自分でもびっくりしたもんです。

 

まだ30代、という方もいらっしゃるとは思いますが、されど30代。

30代でも、人って成長できるんですね。

 

これから仕事の原稿に加え、今もっとも書きたいと思っている作品の原稿を並行して書いても、余裕でやっていけそうです。

なんたって、原稿用紙は300枚でも、たったの12万字ですから。

嬉しいことに気づいちゃったなぁ。単純な掛け算だったのに。

 

www.yumeyamaguchi.com