他に読まなきゃいけない資料が約20冊あるのに、
読み終わっちゃった、『八つ墓村』。
4度目か5度目の『八つ墓村』。(※定かではない)
以前から何度も言っているとおり、私はこと書籍・映画に関しては記憶力がニワトリなので、同じ推理小説を何度読んでも犯人に覚えがないし、登場人物から構成から、何もかも覚えていられないんですよ。
これも何度か言っておりますが、物書きとしていかんともしがたい記憶力(笑)せめて構成くらいは覚えておきたいのに、無理寄りの無理過ぎてほんと無理。
今回はさすがに4度目か5度目の『八つ墓村』であるし、直前にドラマも観ているため、犯人に関してはバッチリ記憶しておりましたが、文庫本500ページ弱の『八つ墓村』を2時間にまとめたドラマでは構成はまったく別物ですし、500P⇒2hにまとめる手腕を確かめる意味での読み返しました。
結論。
小説の構成は再度把握できたけど、今度はドラマの構成を忘れたので、今すぐドラマを観返したい気分。
……記憶力がマジでクズ(笑)
来月再放送があるという噂も耳にしたんで、小説の記憶が薄れる前に、ドラマをもう1度観たいところですね。
さて、今さらなんですけど、『八つ墓村』って面白いんですよ。
軽くネタバレになりますが、この作品にはミステリーと冒険譚──ふたつの要素が濃密に絡み合っている点が、500ページ弱の長編でも、読者を飽きさせずに興味を持続させる肝になってるんですね。
しかも、ミステリーの発端は300年以上前の伝説・約30年前の重大事件に尾を引いているという手の込みよう。
おまけに、約30年前の重大事件は、日本最悪の殺人事件・津山30人殺しをベースにしており、妙なリアルさをもってゾワゾワとした恐怖を演出しております。
また、冒険譚には、300年前の伝説による、とーーーーんでもない量の黄金が村のどこかに隠されているという、インディージョーンズめいたワクワクがある。
この、ゾワゾワとワクワクが交互にやって来るのが、『八つ墓村』を読み始めるとまっっっったく止まらない原因でもありますね。
ま、私は金田一耕助シリーズなら、どれを読んでも止まらないんですけどね。
ゾワゾワと迫りくる恐怖、あるいは非日常的なワクワクをお求めの方は、『八つ墓村』をお読みあれ。
毎日恒例の宣伝を挟みまして。
来年のNHK-BSプレミアム版金田一耕助は、予告によると『悪魔の手毬唄』。
なので、『八つ墓村』を読み終えた今、次の読書は『悪魔の手毬唄』に決まってるでしょ~~~~~~、読まなきゃいけない資料20冊あるのに(笑)
ま、金田一シリーズは読むの我慢できないよね!!!!!