新作執筆が本格化する前に、キャラクターを作り込んでいる山口です。
このブログがまだ始まったばかりの頃、独自のキャラクター表を用いて人物造形をしていることについて、軽く触れたような覚えがあります。
私が使っているキャラ表はこんな感じ。
コピーして使いたい人は、どうぞご自由に保存してご活用ください。
ところで、この作業。はっきり言って超しんどい(笑)
特に自分とはかけ離れたような人物を作っている時がもっともしんどくて、目下制作中のキャラクターもそうなんだけど、「何故こういう人間になったのか」「何を感じて生きているのか」等、脳みそをキリキリ絞らないと答えが出て来ないのです。
私って、基本的にハッピー野郎じゃないですか。野郎じゃないけど。
趣味いっぱいあるし、ジャニオタだから自担の顔見りゃ幸せになれるし、ご飯大好きで毎晩の御夕飯が楽しみ過ぎるし、酒飲みゃ5秒でご機嫌だし、何より自分の書いた原稿で爆笑できるし。
笑顔もハッピーも自己完結してるっていうか、自家発電してるっていうか。
仕事柄ほとんど人と交わらないし、傍から見れば孤独な生き方をしているのかもしれませんが、1日のうちにすれ違う誰よりも幸せに笑ってる自信があるんですよね。
ま、これはこれで正直どうかと思うけど(笑)
そんな私が、たとえば「夢も目標もない、これといった趣味もない、毎日家と職場の往復だけ」みたいなキャラクターを作ろうとすると、ものすごく理解に苦しむという……。
お前大丈夫か!? 人生ってもっと楽しいんだぞ!? せっかく1度きりの人生じゃないか!! もっとエンジョイしようぜ!! とりあえず酒飲む!?
……的なこと言いながら、ぎゅっと抱き締めてあげたくなっちゃう。
友達かよ。架空の人物なんですけどね(笑)
まあでも、これってすごくいい傾向だと思っていて、私が作るキャラクターというものは、もちろん完全に私と切り離せるワケではなく、どこかに私のエッセンスというか、ひとかけらの主観が入ってしまうのはどうしても仕方のないことで、それでも、なるべく客観的に、ほとんど他人として扱えるようになったら、上手くキャラクターを作り込めている証拠だと信じています。
あくまでも、信じている段階ですが。
似たようなキャラクターしか作れないなんて作者としておまんまの食い上げで、自分と近いキャラも遠いキャラも山ほど生み出す必要があります。
なかでも自分から縁遠いようなキャラクターを作るには、その分余計な想像力が必要で、自分と近いキャラよりも、よっぽど表を埋めて作り込む必要性を感じるのでした。
この場合、表はコンパス。
どこから手をつけていいのか分からない時、進むべき道を指し示してくれる便利な道具です。我ながらいいものを作ったね。
さーーーーーて、最低でもあと5人分はキャラ表埋めるぞーーーーーうわぁぁぁああ、超~~~~~しんどい(笑)
毎日恒例の宣伝を挟みまして。
私の周りにはクリエイターが多いし、そうじゃなくても、ものすごく活動的な人が多いんで気づきにくいのですが、ハッピー野郎ってそこかしこにいるもんじゃないらしいですね。
御夕飯の炊き込みご飯が楽しみ過ぎてスキップで帰ったり、野良猫に「猫しゃん、きゃーわいいですねぇ~~~♡♡」って話しかけたり、パソコンで作業しながら急に笑い出したりしないんですって。
これ全部、ここ24時間以内の私なんですけど。
一般的な32歳は炊き込みご飯でスキップしない……あと10日で33歳……。