おめでとう、私。
ちょっと前、新作の原稿を書いているけど不安しかない話をしましたが、
第1話(第1稿)先方から一発OKいただきましたッ!!
……マジか。
絶対にいろいろ注文が来ると思ってたし、2稿3稿……最悪5稿までは覚悟していたのですが、まさかの第1稿で一発OK。
どうしよう、逆に。逆にどうしよう(笑)
心と時間に余裕ができてしまって、変にソワソワしちゃうっていうね。
まあ、書かなきゃいけない原稿、読まなきゃいけない資料は山積みだし、最近ちょびーーーーっとだけ体調がよくないから、本格的に忙しさを迎える前に休養を取っておきたいし、忙しくなった時用のご飯も作り置きして冷凍したいし。
やらなきゃいけないこと/やりたいこと/やっておきたいこと、いろいろあるんで、ポッと湧いて出た時間は有効活用させていただきますが、そんなことより!!
これで一応、企画確定ということでよろしいでしょうか。
第1話第1稿のOKまで貰っといて、企画が消滅するなんていう悪夢は起きるワケないと信じたい。ただこの業界、悪夢がまあまあたまにある。
まだ2割くらい消滅する可能性アリ寄りのアリだから。
正直、リリースされた実際の作品をこの目で見ない限りは安心できないんですね。
一体どんな業界だよ!? と思わなくもないのですが、こういった不安を私が抱いているということは、
OKまで貰ったのに日の目を見なかった作品がまあまああるということです。
作品によって理由はいろいろだし、ここで書けるようなことじゃないんで割愛しますけど、私ひとりでもそれなりの数のお蔵入り作品があるワケですから、全作者、全クリエイターの数を合わせると、この世には星の数ほどの可哀想な作品たちがいるってことですよ。悲しいね。
リサイクルして新しい作品に生まれ変わったケースもありますが、それもなかなかね。
商業作品には、お金を出す企業/その時代時代における流行/需要と供給のバランス/シンプルにタイミング等、さまざまな条件が重なるという奇跡が必要なんで。
たとえば、答えが明確なテストや試験とは違い、感覚に左右されるこの仕事は、「企画書(原稿)を読んだ担当者が誰か」によっても、合否が変わる世界です。
実際、現在連載中の『そも恋』も、
最初にネームを受け取った方には上手くハマらず、お断りされかけたところを、現在の担当編集さんのプッシュで採用に至ったという経緯があります。
もはや運だし、やっぱり奇跡だよね。
──お金を出してくれる企業の人を納得させ、発売したらしたで、作品の先にいる読者やユーザーを納得させ、1日でも長くコンテンツを続けていくこと。その繰り返し。
今日は(一応)企画が確定した日なんで、「なかなか難しい世界で我ながらそこそこ頑張って戦ってんじゃねぇか」と自分を褒めつつ、早めの床に就きたいと思います。
クリエイターは体力勝負。体調を整えておくのも、仕事のうち。特に今は。
毎日恒例の宣伝を挟みまして。
新作は、とりあえず発売まで漕ぎつけて安心したいし、『そも恋』は1日でも長く続けたいし、諸々準備中の作品は早く企業を納得させたいし、2019年も今日で残り3ヶ月となりましたが、まだまだ戦う必要がありそうです。
一生こんな感じかーーーーー!! と、うんざりしかける時も多々ありますが、いいじゃん、人生。しびれるじゃん。
戦い抜きたいね。ゾクゾクすんね。