山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

上げまくったハードルを飛び越え続けるのが漫画連載というもの

そろそろ『そもそも恋は欲だらけ』第13話の原稿を書かなきゃいけない山口です。

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現在、電子書籍版単行本第2巻まで発売中!!

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通常、電子書籍版の単行本は3話を1冊としていて、先月脱稿した12話が、ちょうど第4巻の切れ目となっておりました。

私も本格的に連載を持ってみて初めて痛感したのですが、漫画というものは、1話1話の切れ目で「ううう、来月が気になる!」という終わらせ方をしながらも、特に各単行本の切れ目では、「超気になって気になって仕方がないんですけど!?」的なエンディングを作らなきゃいけないんですね。

分冊版として1話ごとに買っていただく場合よりも、単行本のほうが待つ時間が長いからかなぁ??

とにかく、次に単行本が出るまでの期間、作品のことを覚えておいてもらって、できたら発売を楽しみにしてもらって、確実にご購入していただくようにするのも、原作者としての私のお仕事。

 

で、第12話。

超~~~~~~~気になるところで終わってます(笑)

 

これ実を言うと、第2巻までは運よく無意識に「超気になる終わり方」をしていたのですが、第3巻(=9話)で編集さんから「単行本の切れ目なんで、もうちょっと引きのある終わり方にできませんか??」的なご指摘をいただき、「そうか、単行本化された時のことも考えなきゃいかんのか」と、初めて気づかされたんです。

だからね、第4巻。つまりは第12話。

そのことをめちゃくちゃ意識して原稿書いたよね!?

 

結果、原作者の私ですら「うわぁ~~~~、ここで終わんの!? え~~~っ、めっちゃ気になっちゃう!!!」という仕上がりに(笑)

まあ、それは自分グッジョブで済む話なんですけど、問題は第13話。

 

超~~~~~気になる終わり方をさせるっていうのは、次回への期待値を爆上げすることにほかならないんですよ!! ここでミスると、もう買ってもらえなくなっちゃうから!!

第13話のプレッシャー半端ねぇよ!!!!(笑)

 

連載って、正直いつ終わるかも分からないものなんで、ストーリー構成も大まかにしか作ってないんです。

本当に最後の最後、『そも恋』という物語のエンディングは決まってるんですが、そこへ行くまでの展開は、いくらでも延ばしたり縮めたりできるように、マジでぼんやり、「こんなストーリー書くかも~~~、書けたらいいかも~~~」程度しか考えてない。

要するに、今からならどうとでも転がせるんだよね、第13話。

 

あのねぇ……今回に限っては、ほんとにちょっと悩んでます。

ハードルを上げまくっといて、その下をくぐるワケにはいかないから。

いろいろと張っといた伏線も適度にリマインドして回収していかなきゃいけないし。

 

単行本で言うところの第5巻に突入し、いろんな意味で正念場を迎えております。

でも、こういう状況って、ゾクゾクしてワクワクするよね!!

だからこの仕事を辞められないんだなぁ!!

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

改めて、連載って難しいなぁと思います。

映画なら2時間とか、時間(=ページ数)の決まった範囲内に収める形で、しかも一気見することを想定して制作しますが、連載は延び縮みするし、定期的に切れ目を作って、読者の興味を持続させなければならない。

ドラマも似たようなもんですが、放送回数は決まってるからね。10話なら10話のなかで、きっちりと構成を立てられる。

やっぱり話数が決まっていない/いつ終わるか分からないなかで制作する漫画は、物語だけを書く原作者側からすると、非常に特殊な媒体だなぁと思います。

 

ビシバシ鍛えていただいているなぁと感じる今日この頃です。

www.yumeyamaguchi.com