山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

最期に見る景色が幸せな世界でありますように

クリエイターは、作品の内容に関わらず、誰かの明日の楽しみになるため、日々、創作をしています。

 

少なくとも、私はそう。

 

たとえば、生きることに希望が見出せない人がいたとして、「でも、あの作品の続きが見たいから」と、創作物を糧に毎日を頑張ってくれたら、それでいい。

 

それがいい。

 

数多くの人たちの「楽しみ」を作り、希望を作り、幸せを作ったクリエイターの、最期に見る景色が、地獄であっていいはずがない。

 

これはもちろん、クリエイターだからどうとかいう話ではなく。

 

現実は物語と違い、被害者が極悪非道で「殺されても仕方ないな」というケースは、ほとんどない。

 

ふつーに生きる、誰かにとってのとても大事な、市井の人々が、突然命を奪われる。

 

事件に限らず、事故災害病気、いろんなケースがある。

 

私だって、1秒先の未来に保証はない。

 

そして、人は必ず死ぬ。

 

だけど、でも、だから、ひとりでも多くの人が、幸せな最期の景色を見られる世界であって欲しい。

 

生きる過程でも、地獄を見ない世界であれ。

 

こういった事件の犯人に、何を言っても無駄であろうことは分かってるけど、ならせめて、今、誰かを恨み、殺意を抱いている市井の人へ。

 

誰かの未来を奪うということに、想像力を。

 

あなたがどんなに恨みを抱いていたとしても、死んでいい人間なんて、この世にほとんどいないんだ。