まず、被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
ケガをなさった方もいらっしゃるという報道も観ました。1日でも早い回復をお祈りしております。
私、毎年誕生日には、ひとり旅をするのが恒例となっているのですが、去年旅した場所が、ちょうど今回の地震で被害にあったところとまったく同じでして。
昨晩、地震の一報があった際、テレビで中継される場所が、実際に行った場所ばかりだったんですよ。
「ああ、港の建物のなかで、美味しい海鮮丼を食べたなぁ」とか「観光バスに乗り遅れて、萬代橋を歩いて渡ったなぁ」とか。
大きな津波も来ず、震度の大きさにしては被害が小さく済んだようで、本当にホッと致しました。
旅をすればするほど、世界中に好きな場所が増えていくし、その土地土地に、好きな人たちが増えていきます。
別に連絡先を交換してるワケじゃなくて、もう2度と会わない可能性のほうが高いんだけど、袖触れ合うも他生の縁で、少しでもお喋りしたような皆さんのことは、今でも大好きなんですよ。
即身仏について親切丁寧にお話してくれた海向寺のご住職。
(※即身仏については、以下の記事を参照してください。実物のミイラは出て来ないんで、安心して閲覧してください)
本間美術館で1時間以上話し込んだ、ひとり旅好きの素敵な女性。
その、本間美術館の受付スタッフの方で、「ひとり旅って寂しくないですか……?」と、怪訝な顔をしていたお姉さん(笑)
料理もお酒も間違える、だいぶおっちょこちょいだった旅館の仲居さん(笑)
レンタサイクルの担当者で、私の誕生日である「13」番の鍵を渡してくれて、それを伝えると、「え~っ、ボク何も考えないで渡したのに! 偶然!」と喜んでくれた、人のいいおじちゃん。
(↓↓実物の鍵がこちら)
前日に貰った海向寺の御朱印があまりにも上手過ぎて、隣のページに御朱印を頼んだところ、「え~……この人上手いなぁ、隣に書きたくないなぁ……」と、すごく嫌そうにしていた神社のおじいさん(笑)
南岳寺で、丁寧に即身仏の解説をしてくださったおばあ様。
その解説を、たまたま一緒に聞いた、眉間の大きなほくろが印象的な紳士。
風間家住宅・丙申堂を、隅々まで解説してくれた方と、一緒に回った3人組の皆さん。
瓶ビールを買ったけど、まさかの栓抜きを持っておらず、洗ったまんまで濡れそぼった髪の私に、栓抜きを貸してくれたビジネスホテルの受付の方。
白山神社で、鯛のおみくじをキャッキャと釣っていた、七五三の子どもたち。
(※私もその横でキャッキャと釣りました、ひとりで)(細い釣り竿で、本当に鯛を釣るんですよ↓↓)
……挙げ始めるとキリがないけど、皆さんお変わりなく、無事に過ごしていてくださると嬉しいです。
本来はね、地震なんてなかったら1番だし、自分が知っている・知らないに関わらず、みんなが幸せに、天寿をまっとうできる世界があれば、素晴らしいんだろうけれども。
なかなかそうはいかないし、私は万能でないどころか、無力でちっぽけで身勝手な人間だから。
やっぱり行ったことのある場所が被災すると心配だし、会ったことのある人たちの無事を祈ってしまうんだ。
……ごめんね。
それでも、これは今回被災されたすべての皆さんに、1日も早く日常が戻ってくることを願っています。ほんとにね。
また遊びに行きます。必ず。
毎日恒例の宣伝を挟みまして。
山形の海辺は即身仏が多く現存してるんで、ミイラオタクの私としましては、できる限り多くの即身仏にお参りをしたいワケですよ。
だから、また行きます。
食べてない名物も、まだまだいっぱいあるんだ~~~!!! 飲みたいお酒もあるんだよ~~~~~!!!
旅って、本当に楽しいよね。そして、素晴らしいよね。