山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

満を持して「日活ロマンポルノ」の話でもする??

昨日、仕事を辞めようと思っていた話を書いたんですけど、

blog.yumeyamaguchi.com

めっちゃアクセス数伸びたのなんで??(笑)

えっ、私が仕事辞めたいことにそんな需要ある?? それとも、同じように仕事を辞めたい人がたくさんいて、共感を求めてこんな辺鄙なブログまで遊びに来てくださったのかな?? ごめん、結局辞めないって話だったんだけど。

3日に1回は仕事辞めたくなるマンだから、3日に1回仕事辞めたくなるブログ書こうか??(笑)

 

冗談はさておき。

せっかくアクセス数が伸びてきたところだし、満を持して大好きな「日活ロマンポルノ」の話でもしようかな?? 

とはいっても、私は単なるファンであって、日活ロマンポルノを学術的側面から詳しく分析するようなことはできないんだけど。概要はWikipedia見てね、っていう。

ja.wikipedia.org

(※ちなみに、18歳以下が読めないようなことは書きません。はてブロそういうの禁止だからね。あくまでも映画史的側面のお話をするよ)

 

Wikiを読むのが面倒な人へ簡単に説明すると、テレビの普及で映画産業が傾き始め、どこの映画会社も「ヤベェな」という状況に追い込まれました。だいたい1970年前後のことね。

今、ネットの普及でテレビが崖っぷちになっているのと似た状況です。

メディアやエンタメは、いつでも後発の新しいものに追い詰められる運命のようですね。そして、どの媒体も、そこから生き残りをかけた起死回生の一手を考える。

 

日活は、その活路をポルノ映画に見出しました。

 

会社が「ポルノ映画を作るぞ!!」という方向へ舵を切った時、監督や脚本家などのスタッフ、俳優さんのなかには、「んなもんやってられるかッ」といって、辞めていった方もいたという話を聞いた覚えがあります。

当時、スタッフや俳優は、各映画会社に所属していたんですね。

だから、「やってられるか!」となったら、みんな辞めちゃう。とりわけ会社の方針に反発を覚えた大御所のスタッフたちが辞めてしまい、そこでお鉢が回ってきたのが、助手ばかりやっていて日の目を見ることのなかった新人さんたちだったんです。

 

「俺たち、いつになったら監督(脚本家)としてデビューできるんだろう……」と、くすぶっていた新人に、突如として舞い降りてきた千載一遇のチャンス。

しかも、ロマンポルノはルール(※例「映画の長さは70分程度」「10分に1回はポルノ映画的シーンを入れる」等)さえ守れば、あとは「おおむね自由に作っていい」という、クリエイターとしてはゾクゾクしちゃうような特典つき。

極端に言っちゃうと、昨日までデビューの兆しすらなかった人間に、いきなり作りたいものを作りたいように作れる環境が与えられるんですよ!? 嬉しくて吐くよね!?(笑)

 

私が「日活ロマンポルノ」に初めて触れたのは、月刊『シナリオ』別冊『作家を育てた日活ロマンポルノシナリオ選集』なんですけど、

www.amazon.co.jp

これが、震えるほど面白かった。

チャンスを決して逃すまいとする熱意というか、「絶対に面白いもんを作ってやる」という意地というか、自由に書ける喜びというか、いろんな感情が渦巻いていて、まあまたしても簡単に、というか、今ドキっぽく言うならば、超熱い。マジ胸熱。

いやぁ、一時期ハマッて毎日のように観てたよね。

当時の私は技術なんて全然なかったし(※今もあるというほどのものでもない)、同じ「新人枠」に自分を入れるなんておこがましい話ではあったんだけど、広~~~い意味で同じ新人であった脚本家の先輩方から学びたい気持ちがあったんですよ。

 

あ、新人だからって決して技量がないワケではなく、日活という映画会社で有名監督・脚本家のもと、きっちり修行した人たちばかりだから、いろんな事情を抜きにしても、シンプルに作品が面白い。

また、「ポルノ」という大枠の共通点があるにはあれど、サブジャンルがとても豊富。

芸術的な作品から、時代劇、コメディ、サスペンス、ハードボイルド、学園モノ。いろいろあって、本当に飽きない。約1時間で1本観られるのも、お手軽でいい。

久しぶりに、また観てみようかな。今ちょうど時間的に余裕もあるし。

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

満を持して語ろうと思ったけど、やっぱ1回では語り尽くせませんでしたね。好きな作品の話なんか1個もしてないし。

皆さんがよ~~~~く知っている女優さん・俳優さんも、「日活ロマンポルノ」に出演していたんですよ的、マメ知識も全然披露してない。

 

なんといっても、私、「日活ロマンポルノが大好きなんです!!」と、あちこちで言って回っていたら、日活ロマンポルノを代表する監督のひとり・曽根中生氏にインタビューをさせていただく機会に恵まれたんですよ。お亡くなりになる少し前のことでした。

嬉し過ぎて吐くかと思ったよね。

その流れで、これまた日活ロマンポルノを代表する脚本家のおひとり・桂千穂先生にご挨拶する機会もあったんですけど、緊張し過ぎて吐くかと思ったよね。

なんたって、私が1番最初に観て感銘を受けたロマンポルノ『暴行切り裂きジャック』の脚本を担当した御方なんですよ。

(※この作品、とんでもなく素晴らしくて私は感動したんですが、観る人をだいぶ選ぶ映画です。ご覧になる場合は自己責任でお願いします。スプラッター要素強めです)

好きを言いふらすのって、いいもんですね。憧れの人に会えたりします。吐きそうになるけど(笑)

 

そのあたりのお話は、またいずれ別の機会に。

www.yumeyamaguchi.com