どうも!!! 平成最後の1日も、ふつーーーに働いて終わった山口だよ!!!
しかし、ラッキーなことに、連載している漫画『そもそも恋は欲だらけ』が、
「めちゃコミック」さんでは月末更新のため、この第5話が山口的・平成最後のリリースとなりました。
つねづね「第5話が超~お気に入りなんです!! みんな頑張って5話まで読んで!!」と、お願いしていた第5話が、いよいよ更新されたんです。
読んでね!!!!(大声)
ちなみに、これも何度か言っておりますが、担当編集さんのイチ押しは第6話です(笑)
あ~~~、大変だ。これは第6話も読まなきゃ。
っていうか、第5話を読んじゃうと、続きが気になっちゃって必然的に1ヶ月待ってしまうヤツだよね。ちゃんと気になるような終わりにしてるからね。
みんな、6話も読もう!!!!(大声)
6話も読んだら、もう最後まで読んじゃおうね(小声)
……さて、とってもありがたいことに、ご購入いただいている皆様のおかげで、順調に連載を続けられている状況です。
本当にありがとうございます。
ところで、漫画の原作者って一体何してるんでしょ?? ……って、思っておられる方もいらっしゃる気がしたんで、私が書いている漫画の原稿をちょびっとだけ公開します。
(※大人の事情で、偉い人に怒られたら消します:笑)
これが、『そも恋』第1話1ページ目の原稿です。
そして、こちらが無料公開中の漫画『そも恋』第1話1ページ目。
……よく見たら、ちょっと違うよね??
シナリオでは③と④と、2コマに分かれておりますが、完成した漫画では1コマにまとめられています。
1コマにまとまったほうが、合コンっぽさが出てますよねぇ。さすが茶緒先生。
こんな感じで、私が先行して書いたシナリオを読んだ漫画家さんが、「こっちのほうがよくない!?」と思ったら、自由に描き直してもらう方向で作業しております。
ページの構成やコマの切り方は、もちろん漫画家さんのほうに長年の経験がありますんで、一応シナリオでもコマ割りをしてはおりますが、基本的に上がってきたネーム優先でOKしちゃいます。
っていうか、おそらくシナリオの段階でページ・コマ割りを指定する原作者は珍しくて。
映像シナリオのようにシーンだけ指定するパターンか、原作者さんがいっそネームを切るパターンに分かれると思うんです。
私が漫画原作を始める前に見せてもらったシナリオも、すべて前者のパターンでした。
ちなみに、映像のシナリオって、たとえばこんな感じ。
だいぶ前に書いたシナリオだから、あんまり見て欲しくないんだけど(笑)
このシナリオを読んだ監督が、俳優さんを右から撮ろうか左から撮ろうか、合間にグラスのカットを挟もうか、そういうことを考えて、絵コンテを描くんですね。
「絵コンテを描く」=「コマ割り」みたいなもんだから、私の漫画シナリオは、監督の仕事をちょっとだけ奪っちゃっているような感じです。
映画でこれやったらルール違反だし、漫画は「漫画家=監督兼演者」なので、漫画家さんのなかには嫌な気持ちになる方もいらっしゃいます。
じゃあ、どうしてこの方式で漫画のシナリオを書いているのかと言いますと。
もともと映像のシナリオを専門に勉強していた私にとって、漫画のシナリオは長さの感覚が掴みづらかったんですね。
映像のシナリオは、皆さんお馴染み400字詰め原稿用紙1枚で、映像にした時、1分前後の長さになると言われています。
だから、2時間(=120分)の映画をシナリオにすると、400字詰め原稿用紙110~130枚くらい。
しかし、漫画のシナリオは、たとえば「のどかな海」と1行書いたとして、私は小さな1コマを想定して書いたのに、上がってきたネームがどーんと見開き2ページに!!! ……みたいな、原作者と漫画家とのあいだに、「感覚の差」や「解釈の差」が生まれるんですね。
そうなると、どんどんページがオーバーして、いくつか展開をカットする羽目になります。
逆もまたしかり。(※ただ、減らすよりは増やすほうが楽)
また、私のなかにも「感覚の誤差」がある。
映像シナリオのように「1ページ=1分」という目安がないせいで、原作を書き始めた頃は、40ページのところに60ページ分のシナリオを上げたりしていました。
すると、20ページ分のカットを漫画家さんにお任せしてしまうことになるため、結果、今のような「ページ指定」「コマ指定」型のシナリオに落ち着いた次第です。
漫画の原作シナリオには、どうやら決まった型はないらしく、どれが正解ってワケでもないんですけど、私は私の方式をオススメします(笑)これ、とっても書きやすいです。
ただし、漫画家さんには「自分のための目安としてページとコマを指定してるだけなんで、どうぞ自由にネームを切ってください」とひと言添えたほうがいいでしょう。
下手したら漫画家さんに対してとっても失礼な形式のシナリオなのに、文句ひとつ言わず一緒に仕事をしてくれる茶緒先生には、本当に感謝しかありません。
恒例の宣伝を挟みまして。
シナリオに書かれた用語に関しては、またの機会に解説することに致します。
では、平成最後のブログでした。
さあ、今度は令和でお会い致しましょう!!!!