昨日、Something ELseさんが好きって話をブログに書いたでしょ??
それがね、今朝ですよ。
まあまあまあ、私と同年代の皆さんが、懐かしがって読んでくれる予想はしてたんです。そう、そのくらいの予想はしていたんですね。
サムエルファンの方々と、きゃっきゃお話できたらいいなぁ的な??
ところが───
ありがとうございまーす!なんだか、こそばゆい感じ。 https://t.co/fBeJbUObsi
— chihiroimai (@chihiroimai) 2019年4月19日
ピロリン♪♪ という音と共に通知が来た時、ちょうどスマホを手にしてたんですけど、
「えっ、なんで『ありがとうございまーす』?? chihiroimai……chihiroima……今井千尋!? えっ、サムエルの今井さん御本人!?!?」
そう、まさしくSomething ELseの今井千尋さん御本人でした。
私、「生ける屍」というあだ名がつくほどの低体温・低血圧で、ひどい時は血圧上80下40を切っちゃうし、朝起きてからエンジンが掛かるまで2~3時間を要するタイプの生き物なんですけど、スパ―――――ンッと目が覚めたよね!?
たぶん一瞬にして体温5度くらい上がったし、血圧も上130くらい行ったと思う(笑)
そんでもって、まずひと言。
今日まで生きてきてよかった。
いや、マジで。
直後にこんなツイートをしましたが、
まさかのサムエルさん御本人から引用RTされてしまった……世界すごい。Twitterすごい。長年大好きだった人から直接コメント貰える時代すごい。科学の進歩すごい…… >RT
— 山口夢@そも恋・うっかり探偵 (@yume_yamaguchi) 2019年4月19日
もう本当に「時代すごい」としか言いようがない。
私が『雷波少年』でSomething ELseを知った頃、「テレビの向こうにいる人」は、あくまでも「テレビの向こうにいる人」だった。
たとえステージを観に行ったとしても(私は実際に生のサムエルは観れなかったけど)、ステージと客席には明確な線引きがあったと思う。
私と、私が応援している人たちの人生は、交わることがないものだと信じて疑わなかった。
それが20年経った今、御本人のほうからコンタクトしてくれる世界が広がっている。
夢が……夢があり過ぎるでしょ!!!! すんごい世の中ですね!?
おいっ、お前だ!! 小学生だった私!! テレビにかじりついて『雷波少年』を観たり、ドキドキしながら紅白歌合戦の出番を待っていた私!! そのまんま20年好きでいると、とんでもなく嬉しい出来事が起こっちゃうぞ!! びっくりするぞ!!
……うう、20年好きでいてよかった。
もうこんなんサムエル一生聴くじゃん。いや、この1件がなくても一生聴くと思うけど、一生聴くの確定じゃん。
「好き」な気持ちは正義だった。「好き」はときどき嬉しい奇跡を起こす。
この、「好き」な気持ちが圧倒的正義だって話は、視点を変えて、作り手側に回った時も一緒なんですよね。
むしろ、ファン側にいる時よりも強く感じられるかもしれない。
私も東京の片隅(※練馬区)で、クリエイターの末席をけがしているワケですが、自分の作品を「好き」だと言ってくれる人たちの声が、作り手に大きな奇跡を起こすことをよ~~~く知っているのです。
まず、単純に嬉しい。好きって言われたらめちゃめちゃに頑張っちゃう。
たとえば、2013年に『声優で落語くじ』という作品に携わることができたんですけど、
この続編である『せんおち』を発売・出版するまでに、丸3年掛かってるんですね。
『落語くじ』から『せんおち』を作る途中、まあ……いろいろ……のっぴきならないトラブルがあったりなかったりして(※言えない)、企画お蔵入りギリギリになったり、完全に執筆が行き詰って「もうアカン」と思ったことが何度となくありました。
その時、くじけそうな私の頬をビンタして頑張る力をくれたのは、前作から1年経っても2年経っても「好き」「続編待ってる」と、言い続けてくれた『落語くじ』ファンの皆さんの声でした。
(※そういえば、この頃狂ったように応援ソングを聴きまくっていて、Something ELseさんの『パーフェクトドリーム』にも『残像』にも、目一杯助けられた記憶があります。感謝)
嬉しかった。今も、嬉しいと思ってる。
作品に関していえば、ファン・作り手双方ともに「好き」は正義なのです。
これが人間関係になると、「好きです」「私は嫌いです」という気持ちの行き違いがあって、必ずしも「好き」が正義にはなり得ないんだけど。
作品は、だいたいの場合において、より多くの人に愛して欲しいからこそ作っているワケで、ファンと作り手を行き来する「好き」には、幸せな感情しか含まれていないんですよね。
いろいろなジャンルの、いろいろなファンの皆さん。
どうぞ遠慮なく、作り手に「好き」を届けてください。
その「好き」は、作り手の大きな力になります。幸せになります。
これだけは「絶対」と言える。「好き」な気持ちはパワーなの、絶対に。
どうか、恥ずかしがらず、今の作品にも、過去の作品にも、いっぱいの「好き」を伝えてください。ご本人がTwitterなりなんなりのアカウントを持っている場合、本人に直接伝えることもよし。それがやっぱり恥ずかしいなら、どこかにこっそり書くもよし。
私だって、今井さん本人に伝わると思って昨日のブログ書いたワケじゃなかったからね(笑)
ただ、私のブログを読んでくださった今井さんが、ちょびっとでも「嬉しいな」と思ってくれていたら、私も嬉しい。
最初、御本人に引用RTされた時は「軽率に書かなきゃよかった!」と後悔したけど(笑)、今はブログ書いてよかったな、と素直に感じています。
私もまあまあそこそこいろんな仕事をしてるんで、このなかにあなたの「好き」があったら、私に遠慮なく「好き」を伝えてくれると嬉しいです。
さて、私は新しい誰かの「好き」を貰うため、今日も頑張って原稿書きまーす!!
残り約10ページ!!! 明日の朝までには終わるかなぁ。