今日で、東日本大震災から8年です。
あの日、私がどこで何をしていたのか、何を思ったのか───そういうことを書いてもよかったのですが、このような日だからこそ、3年前にひとり旅で訪れた会津若松市で食べた美味しいものについて、書くことに致します。
私の想いをつづるよりも、「福島いいところだよ! ご飯美味しいよ!」という話のほうが、少しでも、その土地土地に暮らす方々の、お役に立てるような気がしまして。
3年前の記憶なんで、ところどころ曖昧だったらすみません。
では、いきましょ。
1日目の昼、着いてすぐに食べたのが、こちら。
美味しかったぁ、わっぱ(めっぱ)飯!! そして、こづゆ!!
こちらは、料理旅館「田事」さんでいただきました。
私の母は新潟出身で、年始になると「のっぺ(のっぺい)汁」というものを作ってくれるんですが、会津の「こづゆ」も「のっぺ」と同じく貝柱から出汁を取っているそうで、とてもよく似た料理でした。
聞けば、新潟と会津若松市って、電車で行くとかなり近いらしいんですね。同じ福島県内に行くよりも近い、と。そのせいか、案外文化が似ているんだなぁ、と。
ただし、「こづゆ」には、会津の人も「こづゆ」以外には使わない「豆麩」が入っているのです。これは、新潟の「のっぺ」には入ってない材料ですね。
心ゆくまで会津料理を楽しんだあと、鶴ヶ城を見学し、「會津壱番館」で休憩。
ここは、あの野口英世がやけどの手術をし、書生をしていた「旧会陽病院」の建物を利用して営んでいる喫茶店です。
2階は「野口英世青春館」という、ささやかな資料館となっております。
そこでもまた素晴らしい資料との出会いがあったのですが、それはまた別の機会に。
今日はご飯に特化して参りましょう。
旅館のお食事は1個ずつ解説していると大変なんで、とりあえず飲んだお酒だけ。
ひとり旅をする時はいつも、夜にお部屋で飲むための地ビールと地酒を事前に買ってから旅館へ向かうんですけど、会津の夜はこちら。
「米麦酒(マイビール)」も美味しかったけど、この日本酒!! 「会津ほまれ 純米大吟醸」ね!?!?
地元で働く人に教えてもらったこの日本酒、とんでもなく美味しかったです。すでにだいぶベロベロだったのに、美味しかったことだけは覚えている。また飲みたい、また絶対飲みたい。
そんでもって、2日目───
お昼は「桐屋・権現亭」で、「こだわり三種盛り そば三昧」を。
これまためちゃくちゃ美味しかった記憶。とっても細いお蕎麦でした、私の好み。
実際に行ってみるまで知らなかったんですけど、会津ってお蕎麦が有名なんですね。
調べなきゃ知るよしもないこと、足を運んでみなきゃ分からないこと、出会えない人、食べ物、お酒───旅の醍醐味といった感じがします。
ランチを済ませ、お酒が好き過ぎてたまらん私は、無料で見学できる酒蔵「末廣酒造 嘉永蔵」へ。
試飲と購入でひとしきりきゃっきゃしたあと、その隣にあるカフェ「蔵喫茶 杏」での~んびり休憩。
日本酒の仕込み水で淹れたアイスコーヒーと、大吟醸を使ったシフォンケーキをいただきました。
氷もコーヒーで作られているため、溶けてもコーヒーが薄まらない気遣い。嬉しい。
試飲からカフェまで、日本酒の世界をた~~~っぷり堪能させていただきました。幸せ。
……ってか、よく食べるよねぇ!? 全部ひとりで食べてんだよ!? ひとり旅なんだから!! 写真撮ってないものも食べてるからね!?
───でも、まだ食べる。私はまだ食べるのである。
なぜなら、私は一時期平気でペロッと3人前は食べるような女だったから!! 30を過ぎて以降は、単に自制と我慢をしてるだけ!!(笑)
そして、旅は、自制と我慢が弾け飛ぶ。
旅の最後は、やっぱ駅弁で〆なきゃだよね??
これが!!!! これが!!!! 驚きの美味さだったの!!!! 駅弁売ってたお姉さん、オススメしてくれてありがとう!!!!
しかし、名前が分かんない!!(笑)ガイドブックにも載ってないヤツだもんで!!
……だもんで、今ざっとググッてみました。
分かったよ、「ふくしま 豚の醍醐味」だそうです。
福島県産の豚肉を、5種類の調理方法で美味しくいただけるというお弁当なんですよ~~~~、あ~~~~たまらん美味しかった。ビールに合う(※やっぱ飲んでた)
食べましたねぇ、食べまくりましたねぇ、会津。
でも、食べ尽くしたというには程遠い。まーだまだ食べてないものがたくさんある。
また行きたいです。会津。福島の、別の場所にも。
いいですよ、ひとり旅は。いいですよ、福島は。
また必ず、リュック背負ってカメラ提げて、ひとりでふらふらっと遊びに行きます。