しつこいようですが、私はひとり旅大好きマンです。
念のため、このブログを初めて訪れた人のために、過去のひとり旅記事を抜粋して置いておきますね。
ひとりで泊まりの遠出もするし、近場を遠足することもあります。
物書きのような仕事をしていると、見聞きしたもの、食べたもの、感じたことのすべてが創作活動の血となり肉となり、作品に還元されていくのです。
もちろん、旅先で出会った人もそう。
これは以前も書いたのですが、ひとり旅をしていると、実にさまざまな人から声をかけていただきます。
まあ、これは私だからかもしれませんが。イヤホンをして歩いていても、池袋や新宿で道を聞かれるタイプの人間なのです。友だち曰く、私は「ぼ~っと生きてるから」声をかけやすいのだとか。ひどい。お前はチコちゃんか。
とにかく、ひとり旅の道中で、いろんな人と出会いました。
数日前に書いた「先生」もそのひとりですが↓↓
ほかにも、楽しい人たちといっぱいお喋りしてるんですよ、私。
たとえば、
①だめだ~おじさん
2年前、会津のおみやげ物屋さんで、その夜に旅館の部屋で飲む地ビールと地酒を買った時、レジのおじさんが、
おじさん「どこから来たの? 東京から? 女の子がひとりで? だめだ~」
……って言うワケですよ。
ちょっと面白かったんで、
山口「明日誕生日なんですよ(ニコッ)」
おじさん「誕生日!? もっとだめだ~」
山口「しかも、明日で30歳(ニコッ)」
おじさん「あ~ッ、だめだだめだだめだ~!!」
山口「あはははは」
おじさんをからかって帰りました(笑)楽しかった。
②がっかりおじさん
同じく2年前の会津から。
旅館の食堂で夕食をとっていると、料理を運んでくれる男性のスタッフさんが、気を利かせて話しかけてくれました。
おじさん「明日はどこへ行かれるんですか?」
山口「飯盛山のさざえ堂へ行きたいと思ってます」
おじさん「いやぁ~、あんなとこ行ったってがっかりしますよ! 私、2回行ってますけど、たいしたことありません(※この方は隣県出身)」
山口(明日行くって言ってんのに!?:笑)
山口「それはあれじゃないですか? 期待し過ぎたんじゃないですか? 期待し過ぎて、思ってたのと違う。がっかり、みたいな」
おじさん「いやいやいや」
山口「じゃあ、私は期待値を下げまくって行くんで、きっと感動できますよ」
おじさん「どうかなぁ」
山口(さざえ堂になんの恨みがあるんだよ:笑)
……結局、私がデザートを食べ終えるまで、おじさんは「がっかりしますよ」って言ってました(笑)
翌日訪れたさざえ堂は、期待値を下げまくったおかげではなく、期待値を上げまくって行ったとしても、大変楽しい場所でしたよ。安心して旅行してください(笑)
会津の方も、決してお気を悪くならさらずに。
③大人の遊びマダム
観光地をぐるっと回る周遊バスをぼんやり待っていたら、品のいいマダムに声をかけられました。
マダムはもともと都会に住んでいたらしいのですが、日本全国の城下町をめぐって、老後を会津で過ごすことを決めたそうです。
バスに乗って駅に着くまでの15分ほど、実にさまざまなお話をしました。
そこでなぜか、会津のめちゃくちゃ山奥にあるお蕎麦屋さんをオススメされまして、
マダム「そこはおじいさんがひとりでお店をやってるんだけど、開いてる時と休んでる時があるのよぉ。あっ、お店の電話番号(=店主の携帯)を教えてあげるわね!」
山口「えっ!? いいんですか? 私、次にいつ来られるか分かんないんですけど……」
マダム「あらぁ、東京からバスでちょちょーっと来て、お蕎麦だけ食べて帰ればいいじゃない?」
山口「会津まで来て蕎麦食べて帰るんですか!?」
山口(マリーアントワネットの蕎麦版みたいなこと言う!!)
マダム「じゃあ、桜か紅葉でも見て」
山口「それは……大人の遊びですね……」
……店主の携帯番号、未だに私の連絡先に登録されています。行けてないけど。
お金と時間の余裕ができたら、いつかやってみたいですね。会津まで行って、蕎麦だけ食って帰る大人の遊び。
世の中には、そういう遊び方もあるんだなぁと、勉強になりましま。
その他の旅先でも、印象的な出会いが数多くあったんでしは。
また機会があれば、自分用の備忘録もかねて書いてみたいと思います。
いいなぁ、来年はどこに行こうかなぁ。(昨日に引き続き、鬼が笑いそう)