本日は、とある作品のために鎌倉と江の島へ取材に行ってきました。
……と、いっても、私はほんのおまけのようなもの。皆さんのあとについて、ほとんどただの観光をしていました。
楽しかったです。(仕事して)
私、鎌倉には毎年1回行ってるんですよ。
この仕事を本格的に始めてから、鶴岡八幡宮へ初詣に行き、「仕事守」を買うのが恒例になっているんですね。ここ6~7年かな。
今年は厄払いにも行きました。(32歳本厄)
年明けすぐに仕事1本飛んだうえヤベェ寝違え(全治2週間)に見舞われ、年に数回見る悪夢のパワーアップバージョンを見た瞬間に、「あ、厄払い行こ」と、思ったんですよね。
お祓いの際、シャンシャンシャンシャン……と鳴らされた鈴の音が、寝違えた首に響いてチリチリと癒えていくような気になったのを覚えています。(あまり信心深いタイプではないのですが、フリーランスとしてはゲンを担ぎたくもなるし、何百年の長きに渡り多くの人々が信仰してきたものには、何らかの力が宿るのではないか、と思う派です。なんにせよ、ないがしろにはできない性分)
そういった理由で毎年鎌倉には行くのですが、長~いこと行っていない場所、知らない場所っていうのは、まだまだあるもんですね。
十数年ぶりに訪れた場所は、こちら。
大仏さん、お久しぶりです。どうも。
この職業としては致命的かもしれませんが、あまり観察眼がないほうで、大仏さんにヒゲがあることを、十数年ぶりに訪れて初めて知りました。
改めて行ってみるもんですね。大仏のヒゲに気づいたからといって、一体なんの役に立つか分かりませんが、「これまで気づかなかったことに今さら気づく新鮮さ」という体験は、なんらかの作品で活用できるかもしれません。
そのあとも、私の書いたシナリオに従って鎌倉・江の島のありとあらゆる場所を巡り、最後にたどり着いた景色が、こちら!!
はい、どーーーーん!!!
美しいですね、心が洗われるようです。
冬の太陽はあっという間に暮れていくというもので、30分ほど待った景色がこちら↓↓
これまた美しい。奥に見える富士山の影もいい。
この景色を眺めながら、作品の今後の展開をみんなで話し合った時間は、とても充実したものでした。今回、鎌倉まで取材に赴いた次回作は、きっといいものになります。
今日は、いわゆるロケハンのようなものでした。
私の書いたシナリオを形にするため、演出する側(のような役割の方)が、シナリオに書かれた場所を巡り、「どうしたもんかなぁ~」と考える作業工程です。
今回、その作業に付き添ってみて、「下手なもんは書けねぇな」と思いました。
以前、シナリオの雑誌で読んだことがあるのですが、「脚本家側が軽い気持ちで書いた1行を形にするため、一体どれだけの人が動くと思っているのか」という話と同じです。
私が「雰囲気もいいし、鎌倉あたりを舞台にしてシナリオを書きたいなぁ~」と思って実際に書くのは、まあ簡単なことですが、それを目に見えるものにする人たちは、実際にその場へ足を運び、さまざまな角度から景色を検証し、それをまた持ち帰って作品に昇華する。
大変な手間です。
(もちろん、私だって書く前に実際その場へ足を運ぶことはありますよ。それはまた別の話であり、私以上に手間のかかる作業を他の方がなさっているという話です)
今回、私はただのおまけみたいな存在で取材へ同行しましたが、こういった点に改めて気づけたことは、大きな収穫だったと思います。
もっと大事に、作品を書いていかなくては。
……真面目な話でブログを終えるのもなんなので、今回のお土産をば。
いえーーーーーーい!! 地ビール!!!!
どっちも美味しくて、正直甲乙つけがたかったです。
はああ~、幸せ。(本日のブログは、たいがいほろ酔いでお送りしています)
では、また明日!
(23000歩も歩いて、今日はとっても眠いです。小説タイム終わらせたら即寝ます!)