山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

【執筆のデスクから】面倒くさがりなライターがキャラクターの履歴書を作ってみた②

  「キャラクターの履歴書を作ってみた①」はこちらから↓↓

blog.yumeyamaguchi.com

 

前回、私が作成・使用している「キャラクターの履歴書」の話をしましたが、本日は、

履歴書のここが1番大事だわ~!!(個人的に)

という箇所について、勝手に語っていきたいと思います。

 

身長・体重・家族構成・職業・学歴……等々、確かに大事な情報ではあるけれど、実際本稿を執筆する際に1番役立つのは、「キャラクターシート(裏)」の2列目。

もっと言えば、この2ヶ所↓↓

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「過去に起こった大きなこと」と「直近に起こった大きなこと」の2点。

とくに「最近」シリーズのほうは、「物語の冒頭でキャラクターがどのような感情を有している状態なのか」という、書き出しに関わる部分なので、とても重要だと思われます。

「過去」シリーズは、たとえば主人公が大きな人生の選択を迫られた時、「過去最大の悲劇」を繰り返さない道へ進むのか、はたまた同じ道を歩むのか……等、物語の大事な局面で効果を発揮してくれます。ありがたや。

 

また、「最近泣いたこと」の項目が「10年以上泣いてない」とか「しばらく泣いた記憶がない」ということになると、じゃあ泣かせてやろうじゃねぇかというドS心が刺激され、感情の振れ幅を描きたいなぁという思いに至り、物語の進むべき方向性を示してくれることもあるのです。

たとえば、前回お話した『せんおち─千早大学落語研究会物語─』の主人公・八方亭美人(はっぽうてい・びじん)もそのひとり。

 彼はその高座名からも分かるとおり、八方美人で押しが弱く、感情をあまり表に出さない。つねに微笑みを絶やさない優しき落語研究会副会長なんです。

『せんおち』の前身である『声優で落語くじ』では、思う存分その八方美人ぶりを描いたので、分量たっぷりなノベライズ版では、

とにかく美人の喜怒哀楽を描きたい!!

というのが、構成を立て始めた時の原動力でした。

 

ちゃんと書けてるかな、伝わってるといいな、伝わってるはずだ、うん。

 

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ちなみに、役立つ時とそうじゃない時に分かれますが、個人的にキャラクターの履歴書でかなり好きな項目は「睡眠体勢」です。

「え~っ、このキャラ意外とうつ伏せで寝るんだ! 好き!」といったような感想に着地します。その設定、自分で作ってるんですけどね。

 

その他、お仕事に関しては公式ウェブサイトの「WORKS」をご覧ください。

www.yumeyamaguchi.com

仕事について2本記事を書いてみて、これは自分自身の制作過程を整理するのにちょうどいいなぁって感じがしてきました。おそらく、次回も勝手に語ります。