山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

物書きの本棚

体はダイエット、脳みそは肥満が理想

今日は1日中、資料としての書籍を読んでおりました。 それというのも、近ごろ絶え間なく執筆しているということもあり、脳が疲れてきたということもございますが、何よりキーボードを打ち過ぎて、手の指がまるまる10本突き指をしたような状態になってしまい…

ミステリーの巨匠に学ぶストイックの極意

だから、寝る前に金田一耕助読んじゃダメって言ったでしょうが!!!! ……はい。本日はものすごい寝不足で終日お送りしております。 先日、BSプレミアムで放送された『八つ墓村』を食い入るように堪能致しまして、 blog.yumeyamaguchi.com 同シリーズのエン…

復習の『八つ墓村』─復讐ではなく、復習で間違ってません―

他に読まなきゃいけない資料が約20冊あるのに、 blog.yumeyamaguchi.com 読み終わっちゃった、『八つ墓村』。 4度目か5度目の『八つ墓村』。(※定かではない) 以前から何度も言っているとおり、私はこと書籍・映画に関しては記憶力がニワトリなので、同じ…

NHK BSプレミアム『八つ墓村』鑑賞記録―来年も楽しみです―

台風一過ですね、超快晴で妙に暑くて10月半ばとは思えません。 昨日は非常に早めのブログ執筆となりましたが、 blog.yumeyamaguchi.com あれからお家でじっとしておりましたところ、気づいた時には台風が過ぎ去っておりました。上陸するとされていた21時頃に…

台風発生と『伊豆の踊子』―逸れてくださいませ、台風19号―

気持ちはすでに青い海、山口です。 ここ5年、毎年誕生日付近にひとり旅をしているワタクシですが、今年は以前から悩んでいたとおり、 blog.yumeyamaguchi.com 伊豆大島に決定致しました。 2日前に宿もフェリーも予約を済ませまして、 【関係者各位】今月10…

5つの時代を生き抜いた企業と人気商品を知る―『大正ロマン手帖』―

今日はこんな本を読みました。 『大正ロマン手帖 ノスタルジック&モダンの世界』(石川桂子・編、河出書房新社) 大正という時代を、髪型やファッション、化粧品、娯楽、新商品等、華やかな側面から紹介した書籍です。 100ページ少々という厚さながら、ふん…

伯爵は誰と恋に落ちたのか―『恋と伯爵と大正デモクラシー』、調べ学習の手引き―

本日は読書をしておりました。資料です。 ドラえもんは、昨日の生誕祭から片づけ忘れていたものです。 blog.yumeyamaguchi.com 本日読了したのは、山本一生著『恋と伯爵と大正デモクラシー 有馬頼寧日記1919』(日本経済新聞出版社、2007年、ISBN978-4-532-1…

未解決事件における関係者の心理を想像する残暑の夜

我が家の本棚には、映画関連書籍や戯曲関連書籍のコーナーのほかに、趣味(?)で研究している犯罪史のコーナーがあるんです。まあ、これを言うとだいたいドン引かれるんですけど。 その棚を先日整理したところ、水没させたあとに乾かしたと思しきパリッパリ…

出産祝いにぴったりな絵本5選―ただし、私個人の趣味による―

先日、友人の出産祝いのために、絵本を買った話を書きましたが、 blog.yumeyamaguchi.com 本日、友人に絵本をプレゼントしてきました。 ↑↑の記事では、「このブログを友人も読んでいるから、購入したタイトルの公表は避ける」と申しておりましたが、それも今…

皆さんにとって人生最初の1冊はなんですか??

つい先日、20年来の友達が子どもを産みまして。 自称「お祝いあげおばさん」ことワタクシ、山口なんですけれども、基本サプライズ的なことでもなかったら、「何が欲しい??」と聞くようにしているんです。 結婚祝いとか出産祝いは特に。 みずからの経験がな…

バケモノが紡ぐ、神のごとき物語―横溝正史『病院坂の首縊りの家』―

ちゃんと読み終わりましたよ。 blog.yumeyamaguchi.com 横溝正史著、金田一耕助シリーズ『病院坂の首縊りの家』。 昨日も申しましたとおり、この『病院坂~』が、金田一耕助最後の事件となります。 そして、本当の解決までに約20年を要したという、金田一耕…

人生でこんなにも好きな本に出会えたことは一生の幸せ

だから、金田一耕助シリーズ読んじゃダメって言ったじゃん?? ここ数日、そこそこの長距離移動をしなきゃいけなかった関係で、じっくり読める本をチョイスしようと思ったんですよ。 「あ~~~~、久々に金田一耕助読みたいなぁ」なんて。 しかし、目ぼしい…

本棚からヤベェ本が出てきたー裏BUBKA編集部『裏の大事典』―

なんか変な本見つけた(笑) 『裏の大事典』(裏BUBKA編集部・編、2004年) 誰だ、こんな本買ったのは……私か、私だな(笑) たぶん江古田のBOOK OFFで見かけて、即決で買っちゃったんだな。今見かけたって買っちゃうかもしれないもん。 内容も非常にディープ…

あなたの読みたかった小説が読みたい―原田宗典『劇場の神様』―

珍しく、著者がまだ生きてる本を読み始めました(笑) 原田宗典著『劇場の神様』。 原田先生の本は高校の頃から愛読していて、「原田先生といえば!」でお馴染みのエッセイはもちろん、小説もできる限り読んできました。 学校の行き帰りに乗る電車のなか、そ…

「かえって〇〇」は人間と物語を面白くする―川端康成『雪国』―

やっと読み終わりました、川端康成著『雪国』。 ja.wikipedia.org お酒飲んでカーッと寝ちゃったり、掃除疲れでカーッと寝ちゃったり、基本カーッと寝てばっかりで、まったく読み進みませんでした。 健康優良児~~~っ!!(笑) しかし、読み始めてから2…

断捨離から夢は世界へとはばたく

断捨離ってすごいね。 私、基本的に掃除って苦手なんですよ。 ちょっと汚いくらいなら生きていけちゃうタイプだし、私、ジャニオタじゃないですか?? いろんなもんが増えていくんですよ。 おまけに、職業がライターでしょ?? 資料という名の書籍や書類もあ…

脳内麻薬の作り方―川端康成の『雪国』始めました―

トンネルを抜けたら雪国であった。6月だけど。 昨晩から、川端康成著『雪国』を読み始めました。まだ途中。 いつも気軽に読める短編ばかりで、もしや『雪国』は未履修では……?? と、思い、例の有名な「トンネルを抜けたら雪国」を抜け、ちょっと先へ足を延…

ド変態 vs ストーカーの大決闘―谷崎潤一郎『続悪魔』―

みんな、変態好きね~~~~!?(※昨日~本日のアクセス数参照) 昨日のブログ、あんだけ閲覧注意だって言ったのに。 blog.yumeyamaguchi.com ……で、昨日の夜に読みましたよ、『続悪魔』。今でいうところの上下巻の「下」を。 上巻が引くほどアレだったから…

変態も行き過ぎるとさすがに引く―谷崎潤一郎『悪魔』―

さすがの私(?)も、この変態には軽くドン引きだな、って話で。 『痴人の愛』を読んで以降、 blog.yumeyamaguchi.com 全集に掲載されている谷崎潤一郎先生の短編をちまちま読んでいるワケなんですけれども。 いやぁ、谷崎先生のことは以前からド変態だと思…

「コスト」と「報酬」の恋愛学―谷崎潤一郎『痴人の愛』に学ぶ②―

遠距離恋愛って、どうして難しいんだろうね。したことないけど(笑) どうも、昨日に引き続き、恋愛指南本に何冊か関わっているライターの山口だよ。 執筆のために、独学ながら、恋愛心理学や人類学をかなり真剣に勉強したんです。 そんな私が、谷崎潤一郎著…

『痴人の愛』のナオミちゃんに学ぶ、恋の人心掌握術

どうも、恋愛指南本にも何冊か関わったことのあるライターの山口だよ。 執筆や編集をする過程で、恋愛心理学や人類学についてかなり勉強致しました。 そんな私が、谷崎潤一郎著『痴人の愛』を改めて読んだところ、 blog.yumeyamaguchi.com くっ……世界一の悪…

表現の世界はもっともっと自由なのだ―徳川夢声『37年型浦島太郎』―

表現の世界は、私が思っているよりも、ずっとずっと自由らしい。 体言止めはよろしくない、文章に重厚感がない、これを小説とは呼べない。 ないないない、の、ないもの尽くし。 誰に言われたワケでもないクセに、肩にも脳にも力が入り、つい、硬くて真面目で…

THE☆奴隷文学の最高峰―谷崎潤一郎『痴人の愛』―

やっと読み終わりました。 THE☆奴隷文学の最高峰・谷崎潤一郎著『痴人の愛』。 久しぶりに読んだけど、面白かった~~~~。 そして、10年前は気づかなかったけど、読みやすかった~~~~~。 大正14年の作品で、少し古い言葉遣いや仮名遣いがありますが、…

身体のなかに「ふざけ虫」を飼っている悲しい性なりや

以前ちょろっとご紹介した徳川夢声先生の本を読んでおります。 (※徳川夢声先生については、こちらの記事を参照してください) blog.yumeyamaguchi.com 本はこれね?? 『徳川夢声の小説と漫談これ一冊で』(清流出版)です。 出先では徳川夢声先生、お家で…

「好き」から感性が遺伝する―夏目漱石『夢十夜』②―

昨日に引き続き、夏目漱石著『夢十夜』の話でもしようかな。 blog.yumeyamaguchi.com 『夢十夜』の簡単なあらすじなんかは、昨日のブログの中盤を読んでね。今日も本文を引用したネタバレがあるよ!! 嫌な人は、ここで回れ右しようね!! もう面倒だから回…

きっと地獄なんてものはなくて―夏目漱石『夢十夜』―

私が読書を始めたキッカケの夏目漱石先生──それなのに、そういえば『夢十夜』は読んでこなかったんですよね。 なんていうか、好きな作家先生の本を全部読んじゃうのがもったいなくて。私が読むのって、基本的に先生方は皆さんお亡くなりになってる作品ばっか…

孤独をこじらせている自覚のある皆さんへ―佐藤春夫『侘しすぎる』―

昨日の夜、いつもどおり全集を開いて、なんとな~~~く佐藤春夫先生の『侘(わび)しすぎる』を読み始めたんですよ。 『侘しすぎる』 もんのすごい素晴らしいタイトルだよね。 パッと見た感じ、2019年の作品と言われても違和感のない、現代的なタイトルです…

泥棒は眼で仕留める―吉行淳之介「川端康成伝」―

昨日、川端康成の『母の初恋』についてブログを書きながら、 blog.yumeyamaguchi.com 同じ全集に収録されている「川端康成伝」を読んでいて、面白いエピソードを見つけたんですけど、昨日のブログには書き切れなかったんで、今日は読書感想文の番外編。 川端…

真夏日には冷たいナイフをー川端康成『母の初恋』ー

「別れる男に、花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」 怖い。 川端康成のこの名言は有名ですが、たまに川端先生の作品を読むにつけ、その感性にゾクゾクするような、一種の恐怖を覚えます。 何を見て、どう生きたらこのような感覚を得られる…

はじめてのじてんしゃ35歳―夏目漱石『自転車日記』―

www.aozora.gr.jp これね、大好き。 小説を読み始めたキッカケが、もともと夏目漱石の『吾輩は猫である』で、それから夏目漱石の作品をいろいろ読むようになったんですが、この『自転車日記』はとくに好きで、一字一句漏らさず原稿用紙に書き写したくらい。 …