山口夢Official Blog

物書き(小説家・シナリオライター)の山口夢です。

「ジャニオタでよかったこと」があったら教えてください

2019年下半期、徐々に忙しくなりそうな気配を感じている山口です。

いい匂いだ、ワクワクする。

 

まあまだ今は、通るかも分からない企画のために、ひとりブレインストーミングをしてるところなんだけど……ちょっとね、書きたいストーリーがあって、丸3日間ずーーーっとメモを取ってました。

「ジャニオタあるある」を(笑)

ほんとね、コイツ(私)どんだけ自分の趣味を利用して仕事するつもりなんだ、って感じではありますが、「芸は身を助ける」ならぬ「趣味は身を助ける」ってなことがあるもんで、ゆるオタとはいえ、20年もオタクをやっていると、それなりの専門知識のようなものが身につくようです。

いろんなとこから、それ系の話を持ち掛けられるのよ。「詳しい話が聞きたい」とか「あるあるを教えて欲しい」とか。

「男性アイドルに関する仕事なら山口さんがいいと勧められまして」とか言われることもあるんです(笑)

どこでどんなオススメにされてんだよ、私は。別にいいけど、仕事になるなら。

 

ってなワケで、3日もかけて「ジャニオタあるある」をメモっておりました。

暇かよ、って感じだけど、暇じゃねぇんだよ(笑)これも仕事の一環であり、大事な作業のひとつなんです。

 

何か物語を作る際、たいていは、頭のなかにあるアイデアをすべて手書きで書き起こすようにしているんですね??

そうじゃないと、上手く物語が繋がっていかないんですよ。もうそういう脳の構造なんでしょうね。

たとえば、今回のように自分の趣味を前面に押し出した企画を作る場合も、メモにはいいことだけではなく、悪い面もおおいに書き起こしていきます。

キャラを作る場合も、実際に存在する人を描く場合もそう。

長所と短所は表裏一体。

最低最悪の欠点も、見る人・感じ方によってはスーパーベリーキュートな萌えポイントになる可能性を秘めているし、欠点って、描き方によっては長所に変えることもできるんです。

要はこちらの匙加減であり、あばたもえくぼって言うのかな??

人間だけじゃなく、描くモチーフやテーマにも「あばたもえくぼ」があって、読者やユーザー等の受け手に、欠点すら愛おしく感じさせることができたら成功のように思います。

 

だから、悪い面もおおいに書き出しました。

だから、ここに実際のメモ書きを載せることができません(笑)絶対に炎上する(笑)

たいていのオタクは「分かりみ~~~」って言ってくれそうなんだけど、そこはほら、誰かに見せるためのメモじゃないから、私の主観もだいぶ入ってるし、とにかくめちゃくちゃ口が悪い(笑)

そもそも口が悪いのに、そこへ輪をかけて口が悪くなってるんで、絶対に誰にも見せられない。

 

ただ、悪い面でメモを締めくくるのは、あまりにも心がすさんでしまうから、最後の項目は「☆ジャニオタでよかったこと」にしました。

 

・元気がない時でも、アイドルを見ると元気になれる。

どん底まで落ち込んだ時に助けてもらったオタクはいっぱいいるはず。

・オタクじゃなきゃ仲良くなりようのない人たちと仲良くなれる。仕事や年齢層の垣根を越えられる。

・アイドルが頑張っていると、自分も頑張ろうと思える。努力の理由になる。

・いろんな場所を旅できる。旅慣れる。

・ツアーの前には、なるべく綺麗になろうとする。

・好きなものがあると、人生が楽しくなる。

 

……などなど、自分が日々感じてること/Twitter等で見かけたことを中心に、よかったことをメモメモしました。

私が見落としていることで、「こんないいこともあるよ!」と気づいてる人がいたら、是非とも教えていただきたい。

ジャニオタじゃなくてもいいよ、オタクの幸せには共通項が多いからね。

まだ通らないかもしれない企画だし、正直、通らない可能性のほうが高いんだけど(笑)、こうして1度考えたことを、決して無駄にはしないんで。

何かの機会に、必ず素敵な物語にすることを約束します。

なので、何かありましたら、ぜひに。

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

オタクやってると、ほんとに毎日が楽しくて幸せだよね~~~~!!!

とりあえず、私は『THE MUSIC DAY』のジャニーズメドレーが楽しみだよ!! 土曜は家から出ないで仕事するよね!!! 自営業でよかった~~~!!!(笑)

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元祖『コンフィデンスマンUS』―映画『The Sting』―

約10年ぶりに観た~~~~!!!!

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画像が中途半端なところですが(笑)、ジョージ・ロイ・ヒル監督作品『The Sting(スティング)』です。

ja.wikipedia.org

映画自体はピンと来ない方にも、曲は有名ですね。


The Sting Theme (Joplin - The Entertainer)

1973年の映画で、どんな内容なのかと言いますと、貼りつけたWikipediaを読んでいただくと分かるかと思いますが、簡単に言ってしまえば、『コンフィデンスマンJP』です(笑)

つまりは、詐欺師のお話。

もちろん、ドラマ『コンフィデンスマンJP』より『The Sting』のほうが先だし、脚本の古沢先生もぜ~~~~ったいに1度は観てるはずなんで(※なんとなく参考にしているであろうシーンはいくつかある)、たとえとしてはおかしいんだけど、分かりやすく言うと、やっぱり『コンフィデンスマンJP』ということになります。

元祖『コンフィデンスマンJP』っていうか、「JP」でもないから、元祖『コンフィデンスマンUS』ってところかな。もう別物になっちゃってるけど(笑)

 

とにかく、あのドラマが好きな人は、『The Sting』もきっと好き。

ダー子ちゃん(※長澤まさみさん)のように破天荒な詐欺師はいないものの、リチャード(※小日向文世さん)みたいに渋めな詐欺師がいっぱい出てきます。

ボクちゃん(※東出昌大さん)は、さしずめロバート・レッドフォード演じるフッカーってところかな?? とは思うけど、フッカーはボクちゃんほど純粋じゃないか(笑)

でも、みんな格好いいよ。

 

なかでも、ポール・ニューマン演じる伝説的詐欺師・ゴンドーフが格好いいんだぁ~~~~!!

シンプルに惚れる。

登場シーンは酒に酔い潰れてベッドと壁の隙間に挟まって寝ていたのに、いざカモを騙す場面になると、ピシッとキメて紳士になっちゃうんだもんなぁ~~~~。

これぞ見事なギャップ萌え。

私、アイドルでもなんでもギャップ萌えに弱いんですよ~~~~。堕ちましたね、ゴンドーフに。1回観てるはずなんですけどね、たぶん10年前にも堕ちてますよ。好みの傾向は変わってないんで(笑)

ほかの詐欺師もほとんど渋い。フッカー以外は、酸いも甘いも噛み分けたようなベテラン詐欺師がいっぱい登場します。

渋専、枯れ専の皆様にオススメしたい映画です。

 

みんな、『The Sting』観よ!!!!

 

今の映画として観ても全然古い感じはしないし、今の映画だったら、「ラスト5分、あなたは絶対騙される」っていうキャッチコピーついてるから(笑)

約50年前の映画だけど、本当に本当に面白いです。是非に。

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

曲がりなりにもシナリオライターとして、「面白いよ!」って感想だけじゃどうかと思うんだけど、面白いもんは「面白い」としか言いようがないよね。

冒頭20分のまとまりのよさ、とか、120分に渡って興味を持続させる手法、とか、ちゃんとそういうところも勉強してるんだよ!! 言わないだけで!!

でも、やっぱ面白いのひと言に尽きるよね!!(笑)

テーマソングに似合う、軽快で気持ちのいいストーリーですよ。

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あなたの読みたかった小説が読みたい―原田宗典『劇場の神様』―

珍しく、著者がまだ生きてる本を読み始めました(笑)

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原田宗典著『劇場の神様』

 

原田先生の本は高校の頃から愛読していて、「原田先生といえば!」でお馴染みのエッセイはもちろん、小説もできる限り読んできました。

学校の行き帰りに乗る電車のなか、それから授業の合間の5分休み、私の高校生活は、原田先生の作品とともにあったと言っても過言ではありません。

図書室にいっぱい置いてあったんだよね、なぜか。司書さんの好みだったのかな。

とにかく、15年前からたくさん笑わせてもらってるし、とても勉強させていただいている作家先生です。

これまでに触れてきた作品が「私」という人間を育ててくれているのなら、原田先生の作品は、確実に私の血となり肉となっているのだと思います。栄養にしちゃってる感じが、非常に申し訳ないんですけども。

 

ところで、この『劇場の神様』。

何年も前に1度買って、収録されている短編『ただの一夜』を読み、そのあと引っ越しか何かでなぜか1回紛失して、再度購入し直してるんですよ。

で、また『ただの一夜』を何度も読んで、そっから先に進んでなかったっていう(笑)

なんでかって、帯がいいじゃないですか。

 

「神様、おまたせしました」

わたくし原田宗典は、ようやく自分自身が読みたかった小説が書けました。

神様、あなたに向けて書いたものです。どうぞお読み下さい。

 

この帯の文句を読んじゃったらさぁ~~~~~、15年前から好きで読んでいた原田先生みずからが「自分自身が読みたかった小説」なんて言うからさぁ~~~~~~。

読むのもったいなくなっちゃうじゃん!?(笑)

もったいねぇもったいねぇを繰り返して、早何年。

いくらなんでも、そろそろ読もうかな?? って。

読む前に死んじゃったら後悔すごそうだし(笑)

 

ときどき、いろんなものを先延ばしにするクセがあるんですよ。

かつ丼食べたいなぁ」なんて思いながらも、カロリーヤベェカロリーヤベェを繰り返して1年半経っていたこともあって、そのあいだ「今死んだらかつ丼食べた過ぎて化けて出ちゃう……」って、本気で悶々としたり(笑)

THE 無駄な悩み☆

あの世に図書館も食堂もあるならいいんですけどね、その保証がないもんだから、やりたいと思ったことは今のうちにやっておかないと。

作品もね、書きたいものは書きたいうちに書いておこうと思います。

No more 先延ばし!!

あの世出版もある保証はないし、現世で売れたいんで(笑)

 

……ってなワケで(どんなワケ!?)、読み始めました。『劇場の神様』。

表題作のほか、短編が3本収録されているのですが、いつもトップバッターの『ただの一夜』ばかり読んでしまって先に進まなかったのを、ようやく『夏を剥がす』『夫の眼鏡』と読了し、『劇場の神様』までたどり着きました。

まだ序盤。

相変わらず、もったいねぇ精神がうずうずして、ともすれば「やっぱり今読むのはやめておこう……」なんて言い出しかねないから、読み始めたことをブログに書かせていただきました。

そのため!? っていう(笑)

いや~~~~、他人に向けて書くブログの有効活用って、こういうことだよね?? たかだか1日20人ぽっちしか来ないこのブログだけど、他人の目っていうのは心をシャンとさせてくれるもんで。

これで読了しなきゃいけなくなったし、読んだらちゃんと感想を書きますね。

原田先生が読みたい小説って、どんなんだろうなぁ。

 

最近、わくわくする読書が続いてる。

とても幸せなことです。

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

唯一繰り返し読んでいる『ただの一夜』も大好きなんですよねぇ~~~~、繰り返し読んでるだけはあるんですよ。

いいんです、何度読んでも。たまらなくなるような色気があって。

『劇場の神様』を読了したら、もう1度頭に戻って読み直してしまいそうです(笑)

まあ、この話はまた別の機会に。

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「かえって〇〇」は人間と物語を面白くする―川端康成『雪国』―

やっと読み終わりました、川端康成著『雪国』。

ja.wikipedia.org

お酒飲んでカーッと寝ちゃったり、掃除疲れでカーッと寝ちゃったり、基本カーッと寝てばっかりで、まったく読み進みませんでした。

健康優良児~~~っ!!(笑)

しかし、読み始めてから2週間近く経ち、さすがにそろそろ読了せにゃいかんと思いまして、昨晩は寝不足上等の勢いでラストスパートをかけました。

そうですね、案の定寝不足です(笑)

 

それはさておき。

いやもう、最初から最後まで美しい文章のオンパレードで、ため息の連続ですよ。

 

でも、あれですね、序盤からうすうす気づいてたんですけど、『雪国』では「かえって〇〇」という表現が多様されていますね。

たとえば、

遙かの山の空はまだ夕焼の名残の色がほのかだったから、窓ガラス越しに見る風景は遠くの方までものの形が消えてはいなかった。しかし色はもう失われてしまっていて、どこまで行っても平凡な野山の姿がなおさら平凡に見え、なにものも際立って注意を惹きようがないゆえに、かえってなにかぼうっと大きい感情の流れであった。

── 川端康成『雪国』

 

温泉宿で女按摩から芸者の身の上を聞くとは、あまりに月並で、かえって思いがけないことであったが、駒子がいいなずけのために芸者に出たというのも、あまりに月並な筋書で、島村は素直にのみこめぬ心地であった。

──川端康成『雪国』 

……などなど、これは冒頭のほうから抜粋したんですけど、このあとも「かえって〇〇」という表現が多く使われているんですね??

 

この「かえって〇〇」、よくよく考えてみると、すごく面白いなぁと思いまして。

人間に限った感情だな、と。

これ、映画にもよくあるんですけど、悲しいシーンにあえて明るい音楽を流すと、かえって悲しい雰囲気に拍車がかかるとか。

満面の笑みを浮かべているのに、かえって身を切られるほどの切なさが漂っちゃうとか。

目に見えているもの、耳に聴こえているものがすべてじゃなくて、その実、心は正反対であったり、受ける印象が正反対になったり……。

 

つくづく、人間ってあまのじゃく

笑顔なら素直に楽しくあれよッ、面倒くせぇな!! なんて、思っちゃうこともあるんだけど、こういうあまのじゃくな一面があるからこそ、物語が生まれるんだなぁとも思うワケです。

面白くて愛しいですね、人間って。

 

あ~~~~~っ、近いうちに「かえって〇〇」的な演出を使ってしまいそうだよぉ~~~~~っ、影響受けやすいタイプだから~~~~~っ!!

そんなシーンを見かけても、「あっ、こいつ!」とか思わないでね??(笑)

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

「かえって〇〇」演出を、もしかしたらすでに使ったような気がする、昨日配信開始の『そもそも恋は欲だらけ』第7話もよろしくお願いしますね!!

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私は今夜も、買ってからしばらく読んでなかった本を読み進めちゃいます!!

書籍も漫画も、読む人の心を豊かに、ワクワクさせてくれるものです。私の心が読書で潤うように、私の作品で、誰かの心が潤うことがあったらいいなぁと願います。

目に見えない栄養、いっぱい摂るぞ!!

でも、ねみぃ~~~~~っ(←寝不足:笑)

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漫画のタイトルがサブタイに利用されると重要な話っぽくなる

皆さ~~~~~ん、第7話ですよ~~~~~~!!!

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(大)好評連載中の漫画『そもそも恋は欲だらけ』の第7話が、独占先行配信中のめちゃコミックさんでリリースとなりました!!

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可愛い表紙ですねぇ、今の時期にぴったりの梅雨仕様です。

なんかちょっと切ない雰囲気も持ち合わせていて、え~~~~~ストーリーも切ない系なの!? どうなの!? って感じがしちゃいますね!?

答えは言わないけど。

買って読んでください。よろしくお願いします。

 

っていうか、気づきました?? 今回のサブタイトル。

 

「そもそも恋は」

 

『そもそも恋は欲だらけ』っていうタイトルの漫画で、サブタイが「そもそも恋は」ですよ!? なんか意味深じゃございません!?

重要なストーリーって感じしません!?

……案の定、答えは言いませんけど(笑)

ぜひご購入して読んでいただければと思います。

 

まだ1話も読んだことがないっていう方は、各漫画配信サイトで無料分もありますから!! タダで読める分だけでもクリックしていただけると幸いです!!

何しろ、1話でも長く連載を続けたいので!!

すごく正直に言っちゃいましたけど、そういうことなので!!

何卒、よろしくお願い申し上げます!!

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

これは何度も言っていることかもしれませんが、『そも恋』は本当に楽しく書かせていただいている作品です。

私が楽しく書いてるから「何なんだ」って感じなんですけど、読者の皆様におかれましても、楽しく読んでいただけたら嬉しいなぁ~と思っているんですね??

各配信サイトさんでも、徐々にランキング等上がってきております!!

このまんま!! じわじわ!! 流行ってくれ!!!

っていうか、流行らせてください、よろしくお願い致します!!!

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やることがいっぱいで人生が足りない―黒澤明監督『用心棒』―

昨日は手抜きのようなブログになってしまいましたが、

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今日は、時間の許す限りちゃんと書きたいと思います。

 

いや、昨日も書きましたけど、超~~~~~~面白かった!! 黒澤明監督作品『用心棒』!!

学生の頃「映画脚本の基礎がすべて詰まっている」と教わったことを思い出しました。

脚本の基礎どころか、構図等の演出に関しても教科書的。

私、現在は漫画の原作をおもに書いてるんですけど、

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コマ割りや構図まで、指定できることはすべて文面で指定するんですね??

(※指定はしても、漫画家さんのやりたいように演出してもらうスタイル。シナリオと違うネームが上がってきても、大きな問題がない限り何も言いません。これぞ共同制作の楽しみだと思っています)

映画脚本を勉強していた頃は、構成やセリフばかりに気を取られて、絵的なところまで注目することはなかったんですよ。(※それもどうかと思うけど)

今、漫画原作で半分演出のような役割も担うようになり、構図にもようやく目がいくと、「いや、すごいな。マジか。ヤバい」みたいな声が、映画を観ながら自然と漏れること数回。

 

DVDでよかったよねぇ~~~~!!! 映画館で観てたらはた迷惑だよ(笑)

 

まあ、ベタなところでいくと、冒頭のほう。

三船敏郎さん演じる浪人が荒れた宿場へ到着した時、野良犬が人の手首をくわえて歩いているというシーン。

これは学生の時の授業でも、「いかにその宿場が荒れているのか、ということを、言葉抜きで観客に伝える演出方法」と、教わったんですけど、その時は「へぇ~~~」くらいのもんだったのが(※あの頃の自分マジどうかと思う)、今目の当たりにしてみると、「見事だな」と感心しました。

映画ほどではありませんが、漫画やその他の媒体も、「絵で見せられるものは絵で見せる」「セリフは限りなく減らす」が基本みたいなところがあるんですよ。

しみじみ、こうやって絵で見せるんだ、と。見せるっていうか魅せる??

手首に気づいた瞬間、観客もギョッとするじゃん?? 刺激的な絵面かつ、状況説明も1度に済ませるなんて神業としか思えないよね。

 

また、キャラ設定もいいんですよ。

とある宿場には敵対するグループが2つあり、年がら年中刃傷沙汰が横行していて、まともに人も歩けない状態です。そこへやってきた浪人が、どっちのグループもぶっ潰して平和にしようともくろむが……というストーリーなんですけど、山ほどキャラが出てくるわりに、みんな見分けがつくんですよ。

これって結構すごいことで。

よっぽど上手くキャラの書き分けができていないと、誰が誰やら。「なんか超いっぱい出てきた」くらいの感想で終わってしまう。

私、面白いドラマや映画を誰かに紹介する時、「主要キャラクターの名前をすべて言えるかどうか」を基準のひとつにしてるんですね。

 

『用心棒』は、あまりに登場人物が多いため、全員の名前は言えないけど、一方のグループの親玉が三兄弟で、親分肌・馬鹿でお人よし・賢い現代っ子など、今のベタながら見事にキャラが立ってる。

2mの怪力巨人とか、風見鶏の十手持ち、マザコンの2代目、意地の悪いやり手ババア……すごいよ、あの人数のキャラクターをパッと分かりやすく書き分けられるなんて、ため息しか出ないよ。圧倒的だよ。

 

あ~~~~~、もっと上手くなりてぇ~~~~~って思っちゃいました(笑)文章自体も、構成も演出もキャラづくりも何もかも上手くなりてぇです。

昨日も言ったけど、もっと映画観よ。本も読も。いっぱい書こ。

 

頑張ろ。

 

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

私、書いてると楽しくなっちゃって、練って練って練って、練り切って「今できる最高のものを出す」ってことができているのか、ちょっと不安になります。

楽しく書くのもいいことだけど、もっと一生懸命、もっといいものを追求する姿勢を追い求めていきたいなぁとも思います。

ふう、やることいっぱいだ(笑)

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良作は良作(になる予定の作品)を生む

さっき、約10年ぶりに黒澤明監督の『用心棒』を観たんですよ。DVDなんですけど。

 

すごいね、この仕事始めてから初めて観たけど、学生の頃に感じていたものとは全然違ったよ。圧倒的だよ、素晴らしいよ。

 

演出とかキャラの立たせ方とか、もちろん緩急のある筋の作り方とか。

今、私は漫画の原作が主戦場だけど、媒体は違っても役に立つことがこんなにあるんだなーって、目から鱗でした。

 

しばらく映画を観ることから離れていたけど、ちゃんと観よう。

今からもう1本観る予定なんで、今日はちょっとこのくらいで。明日ちゃんとした感想文(?)を載せます。

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毎日恒例の宣伝を挟みまして。

とりあえず、片っ端から黒澤作品を観たい気分だーっ、観るぞーっ!!

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